前回に引き続き、F1シンガポールGPとシンガポール観光スポットをシリーズで紹介していきます。今回はシンガポールを代表する繁華街のクラークキー(CLARKE QUAY)を中心にご紹介します。
シンガポールに到着した週アス取材班(F岡&カゲ)は、現地ガイドとともにホテルに移動しました。アジアにおけるビジネスのハブとなっているだけあり、車窓からは半導体大手のインフィニオン、そして電機大手のシーメンスと、ドイツを代表する企業の現地オフィスを発見。2つともかなり大きなビルで、ビジネス規模の大きさを感じさせました。
独インフィニオン |
省エネ効果を狙った独特な形状の外板で覆われたビルでした |
独シーメンス |
道中にはドイツ企業のビルが立ち並んでいました |
今回宿泊したホテルは、シンガポール最大の部屋数を誇るメリタス・マンダリン・シンガポール。玄関ホールにもチェックインカウンターにもビックリするくらいたくさんのスタッフがいて、案内してくれます。シンガポール人は誰でもキレイな英語を話すので、チェックインの際も困ることはありません。
メリタス・マンダリン |
チェックインカウンターは5階、多くの客でごった返していました |
出川似? のスタッフ |
お笑いタレントの出川に似たスタッフを発見、声もちょっと似てました |
初日の夜は、クラークキー(CLARKE QUAY)を訪れました。ここはもともと川沿いの倉庫街だった場所で、河岸は荷揚げのため階段状になっています。その倉庫街がこの数年で再開発され、一大ナイトスポットとなっています。
夕食に訪れた『ベリーニ・グランデ』(BELLINI GRANDE)は、生演奏で人気のサパークラブ。昨年、その2階にレストランがオープンしたばかりです。その1階にはF1ドライバーのユニフォームをまとった等身大人形が飾られていました。
よく見ると、マクラーレン・メルセデスのルイス・ハミルトンではないですか。同チームのメインスポンサーはスコッチウィスキーで知られるジョニー・ウォーカー。お酒とサパークラブは相性バッチリというわけですね。
夕食はベリーニで |
クラークキーにある人気のサパークラブ、レストランを併設しています |
ハミルトンの人形が! |
F1ドライバーの等身大(?)人形が店内に飾られていました |
夕食では豚の角煮をイタリアン風に仕上げたメインディッシュなど、アジアとヨーロッパが邂逅するシンガポールらしい食事を堪能。おなかが落ち着いたところでクラークキー散策に繰り出しました。
クラークキーの特徴は19世紀の街並みを再現していること。当時からの倉庫は外観を維持したまま、内部を改装して使っています。また通りには屋根を設け、南国のスコールを気にせず食事やショッピングが楽しめるようになっているのが特長です。
光り輝くクラークキー |
19世紀から続く倉庫街を大改装した一大ナイトスポットです |
屋根つきで雨でも安心 |
高温多雨の気候に対応し、一帯は屋根で覆われています |
中央の広場には、ジョニー・ウォーカーがF1特設ブースをオープン。ここでも主人公はルイス・ハミルトンです。ほかにも道路にはF1市街地サーキットの入口を示す足型が貼られており、街全体でF1を盛り上げようとする機運がビシビシ伝わってきました。
F1のブースも登場 |
ジョニーウォーカーがスポンサードしている特設ブース |
F1会場への案内標識 |
足元には地下鉄とF1会場への道順を示す足型が貼られていました |
いっぽう、川向こうに立つ近代的なビルを見ると、テナントで入っているレストランには日本語の看板が目立ちます。よく見るとそれらは麻布茶房や和民、はたまたラーメン店の山頭火だったりします。他のアジア諸国と同様に、シンガポールでも日本の味が人気を呼んでいるようですね。
麻布茶房は大人気! |
日本とは異なり、ソフトクリームをウリにしていました |
ラーメン店も繁盛 |
値段は日本と同じくらいで定食メニューが多かったです |
再び川のこちら側に目を移すと、巨大なクレーンみたいな施設が建っています。実はこれ、ライドアトラクションなんです。ワイヤーで吊られたゴンドラに乗り、ひとつは巨大なブランコとして左右に揺すられ、もうひとつは逆バンジーとして天高く打ち上げられます。グアムでも人気ですが、こんな街なかにあるのは初めて見ました。
街なかに逆バンジー |
このゴンドラが天高く打ち上げられます |
逆バンジー、発射! |
すぐ横はビルや道路という環境で乗る逆バンジーは楽しそう |
そんな楽しいクラークキーですが、驚いたのは夜12時近くなのに多くの人たちが歩いている点です。東南アジアではクラブなどのナイトスポットを別にすれば、夜中に人出の多い場所はほとんどありません。バンコクでもなかば風俗街のバッポン通りくらいのもので、タイ伊勢丹の付近は夜になると静かなものです。
夜でもこの人出 |
すでに12時近くにもかかわらず、多くの人でにぎわっていました |
それがこのクラークキーは、風俗とは無縁な健全な繁華街にも関わらず、夜でも老若男女が集まってきます。階段状の河岸でカップルが肩を寄せ合ったいたり、橋のたもとで高校生くらいの若者がスケートボードに興じたりしています。これなら夜型の日本人でも生活時間を崩すことなく、海外旅行を楽しむことができそうです。
(編集部 カゲ)
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