ドイツのベルリンで9月4日から始まった、世界最大級の電子機器展示会『IFA2009』の現地速報をお送りします。
ソニーブースでは新スローガン『make.believe』と3Dエンタテインメントがメインテーマだが、ひっきりなしにドイツ人が出入りするのがこの新『VAIO X』のコーナー。薄くて軽いのが最大の特徴で、型番からもわかるとおり、往年の薄型ノート『VAIO X505』の後継機(?)ということか、X505も1台展示されている。
ハードウェアスペックは非公開ということだが、現場の説明員に聞きまわったところ、液晶は11.1インチで、厚みは1.4センチ以下、重量は700グラム以下で、3GのWWANを内蔵可能という。バッテリーライフを聞いたら『1日持つらしいよ』と、つかみどころのない答えでした。
液晶の薄さはこんな感じで2ミリくらいか。でもぜんぜんグニャグニャしないのが立派。
本体の向かって右側には、薄さに対抗(?)すべく、リトラクタブルの有線LANコネクターを搭載。パチンと蓋を開けるとイーサ端子が刺さるようだ。アナログRGB端子はギリギリ厚みに入れ込んでいる。
本体手前にはSDカードとメモリースティックDuoスロットを装備。左には電源端子とロック、USB端子2つに、ヘッドフォン端子があった。HDMIはみあたらない。本体の下半分は『赤銅』のようなカラーリングなのである。
液晶裏はマット仕上げと別に、X505で採用していた、カーボンファイバーが透けて見える光沢仕上げも発見!! マニアにはたまらないこだわりである。
キーボードはこんな感じ、とはいってもドイツ語配列のため、日本語でどうなるのかは想像しよう。無線LANのスイッチはキーボードの上部にある。裏側を見るとフラットなバッテリーが手前側にあるので、メイン基板やドライブ類はこのキーボードの下にあるはず。
CPUやドライブのスペックはだれも教えてくれなかったが、気になるお値段は『1000~2000ユーロかなー』という大雑把な答えを得た。換算すると13万円~26万円と幅があるが、今参考出品するということは、当然Windows7にあわせた新機種に違いなく(というか7がインストールされているので)、今とっても気になるマシンなのである。
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