『Air Cam Live Video』
バージョン:1.3
App Store価格:900円
(バージョンと価格は記事掲載時点のものです)
旅行や行楽などで家をあける機会が多くなると留守中の様子が心配。ペットの様子も気がかりだよね? 本格的なホームカメラは数万円もするのでパス。ここはiPhone 3Gで遠隔監視をやってみたい!
というわけで購入したのが『Air Cam Live Video』。ずいぶん前からあるアプリなので知ってる人も多いと思うけど、これ、PCにつないだ(あるいは内蔵の)ウェブカメラの映像をネットワーク経由でiPhone 3Gの画面にリアルタイムに映し出すアプリなのだ。
公開当初は無線LANしかサポートしてなかったけど、現バージョン(1.3)では3G回線を公式サポートしているほか、iPhone 3Gで見てる映像を静止画キャプチャーしたり、自動または手動でPCに録画する機能が追加されるなど、遠隔監視カメラとして一段と実用的になってるよ!
自宅の様子をiPhoneで見ることができます!
PCのウェブカメラの映像をモニターしてみた。3G回線だと映像と音声は5~6秒ほど遅れるけど、室内の様子はおおむね把握できるので問題なし。iPhone 3Gを横向きにすれば、映像を横全画面で表示できる。ちなみにピンチイン、ピンチアウトには非対応。下部のアイコンで音量や秒あたりのコマ数などを調整できる。
静止画と動画が撮れるので、状況も残せます
必要な場面は左上のアイコンでキャプチャー、もしくは録画してとっておける。画像はiPhone 3Gのカメラロールに、動画はPCに保存される。保存された動画はiPhone 3Gからネットワーク経由で再生できる。
Webカメラを接続した複数のPCを切り替えられます
モニターしたいPCは8台まで登録可能。3G回線でアクセスする場合は、PCのIPアドレスを指定する必要があるが、固定IPアドレスがない場合は『What Is My IP』が手っ取り早い。
遠隔操作なので、まずはPCに接続
PCに接続すると“Select Devices”という画面が表示されるので、最下部の“Previously Recorded Video”をタップすると……
録画されたデータをiPhoneで再生する
画面が替わり、録画済み動画の一覧が表示。タップすれば再生できる。PCに録画された動画を外出先から確認できるのは安心感がある。
あらかじめPC本体にソフトをインストールしておく
Air Cam Live Videoを使うには、PCに『Air Cam』というサーバーソフトをインストールする必要がある。Air Camにはウィンドウズ版のほか、うれしいことにMac版もそろっている。ともに無償ッス。
何を監視するかで設定を変えよう
カメラの前で動きがあったらメールで通知するよう、PC用サーバーの“Options”で設定しておけば、すぐに異変を察知できて安心。カメラの前の動きを検出したら自動録画を開始するようにも設定可能。あ、PCの電源は入れっぱなしにしておいてね。監視カメラなので。
ひとつ面倒なのがルーターのポート設定。3G回線で自宅のPCにアクセスする場合はルーターの設定を見直し、TCPポートの1726をあける必要がある。設定方法は、使用するルーターの種類によって異なるので、サポートページ(英語)やルーターの取扱説明書を参照しながらチャレンジしていただくほかはないのが実状。
ちなみにBフレッツの『Web Caster V110』の場合、“NAPT設定”で以下のように設定したところ、iPhone 3Gからうまく接続できている。
割り当てWAN側受信ポート範囲:1726~1726
プロトコル種別:TCPにチェック
LAN側転送IPアドレス:PCのIPアドレス
LAN側転送ポート:1726
何はともあれ、iPhone 3Gが遠隔監視モニターとして使えると分かってよかった! 無料の『Air Cam Live Video(Lite)』(対応通信回線は無線LANのみ。3G回線では接続できないのでご了承を)もあるので、留守宅の様子が気になる人は試してみよう!
『Air Cam Live Video』
App Store価格:900円
(価格は記事掲載時点のものです)
(c) 2008 Senstic
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※このアプリはiPhoneとiPadの両方に対応しています
その他のアプリの記事はコチラ
・iPhone&iPadアプリレビュー
ヤシマノブユキさんのサイト
WorP@holic わ~ぱほりっく
追記【2009/8/13】
『Air Cam Live Video』
バージョン:1.3.2
App Store価格:900円
(バージョンと価格は追記時点のものです)
【主な変更点】
●ナイトビジョン追加
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