圏外でも地図が見られるiPhoneアプリに惚れた!
2009年05月26日 23時00分更新
『OffMaps』
バージョン:1.1
App Store価格:350円
(バージョンと価格は記事掲載時点のものです)
“iPhone 3Gで何でもやりたい派”の筆者は死ぬほどくやしい!
こないだ数年ぶりにキャンプに行った。ちょっと古めのカーナビとガイド本を頼りにキャンプ場の近くまではたどりつけたんだけど、どっちもキャンプ場までの詳しい道順が載ってないし……。
周囲は圏外。iPhone 3Gの『マップ』は地図を表示できず、GPSをオンにするも現在位置すら特定できない。結局バリ3だった連れのドコモ端末でキャンプ場に電話し、道順を教えてもらった次第。くやしい!
そんな筆者をあざ笑うかのように公開されたよ、圏外でも地図を閲覧できる『OffMaps』というアプリが。それもキャンプから戻った翌日にね! なんつータイミング!
OffMapsを使うとオンラインで地図を閲覧できるほか、事前に地図をダウンロードしておけばオフラインでも閲覧できる。使用している世界地図はGoogleマップではなく、オープンソースの『OpenStreetMap』というプロジェクトの地図をベースにしてるけど、操作方法は標準のマップと同じなので違和感なく使えるよ。
なーんにもないところでもマップが見られる
GPS搭載のiPhone 3Gならではの利点として、圏外でも地図上に現在位置を表示できるというのがある。右上の青の丸いマークをタップすればオーケー。これで圏外でも迷子にならないぞ! ひゃっほー!
マップデータなので、あちこち見られますよ
オンラインの間に一度表示した地図は自動的に保存されるので、圏外に移動しても問題なく閲覧可能。いろんな場所をいろんな縮尺で表示させておけば、それだけいろんな地図を閲覧できるって寸法。iPhone 3Gを横向きに倒せば地図も横向きに表示されるよ。
さらに、圏内で地図をダウンロードしておけば、圏外でも地図をズームできるのが便利! もちろんiPhone 3Gで行なえ、やり方も簡単ッス。
マップのダウンロードはカンタン!
ダウンロードしたい場所の地図を表示したら、右上に2つあるアイコンの左、下矢印のマークをタップ。
必要な場所の範囲指定がまたまた楽チン!
上の画面になったら、地図をドラッグしてダウンロードしたい範囲を選択する(黄緑色で囲まれる)。上部のスライダーバーでダウンロードするズームレベルを指定し、最後に“start download”をタップすると地図をダウンロードできる。
ちなみに1度に切り出せる地図の最大容量は、3G回線の場合が10MB、無線LANの場合は50MBに制限されてる。画面に表示されるデータ容量を見ながら微調整しようね。
iPhoneがあれば世界中どこに行っても迷わないかも
圏外で使えるということは、海外でもオフラインで使えるということ。”海外で電話の待ち受けはしたいけど、地図のダウンロードはしたくない”場合は、設定画面で“Force offline mode”を“ON”にしておこう。設定画面は、地図画面右下の“i”をタップして開く。
ただし地図の内容は、場所によっては標準のマップよりややアバウトなので過度の期待は禁物かな。(09/5/28:追記)特に国内の地図データは標準のマップに比べて全然少ないのが残念。地図データが比較的充実してる東京や京都でさえ、建物の名前はほとんど載ってない。ので、国内でOffMapsを使う場合は、“今どこにいるかをピンポイントで指し示せる地図”としてではなく、あくまでも“だいたいどのへんにいるかをざっくり把握できる程度”と割り切った方がよさそうッス。
とはいえ、このアプリさえあれば、圏外でも海外でも安心して地図が見られる。これは標準のマップにはない大きな魅力だよね。個人的には次回のキャンプでリベンジするぞ!
『OffMaps』
App Store価格:350円
(価格は記事掲載時点のものです)
(c) Felix Lamouroux
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※このアプリはiPhoneとiPadの両方に対応しています
その他のアプリの記事はコチラ
・iPhone&iPadアプリレビュー
ヤシマノブユキさんのサイト
WorP@holic わ〜ぱほりっく
追記【2009/8/13】
『OffMaps』
バージョン:2.1
App Store価格:350円
(バージョンと価格は追記時点のものです)
【主な変更点】
●アイコンが変更された
●目的地までのルートも切り出せる
これまで、オフラインで持ち歩けるのは地図だけだったが、目的地までのルートを検索し、ダウンロードして持ち歩けるようになった。目的地までのおよその距離も表示されるので、ルートガイドとしても使えますな。
●より詳細な地図を切り出せる
無線LAN使用時に、1度に切り出せる地図の最大容量が、これまでの50MBから150MBに拡張された。
●Wikiもオフラインで
地図上の地点情報をWikipedia(英語版)で閲覧可能になった。ダウンロードすればオフラインでも閲覧できる。
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