『iTrail』
バージョン:1.6
App Store価格:350円
(バージョンと価格は記事掲載時点のものです)
旅行やドライブに限らず、近所を散歩するときなんかでも、どんな道を通ってきたかを思い出したりするのって理屈抜きで楽しくない? しかも過去に通った道のりを地図上に表示できるとしたら、なおさらだろう。
iPhoneの位置情報サービス(GPS)を利用したロガーアプリ『iTrail』を使えば、そうしたことがいとも簡単に実現できるのだ!
たとえばこんな感じだ!
下部の“新規経路”→“開始”をタップしてルートの記録を開始する。記録したルート(青い線)はiTrail内の地図(Googleマップ)に表示できるほか、Googleドキュメント経由でPC版『Googleマップ』や、同『Google Earth』上に表示することも可能。3G回線でいつでもネットに接続できるiPhone 3Gなら、データの閲覧もバックアップも思いのままだ。
この手のロガーアプリはほかにもいくつか存在するが、iTrailがすばらしいのは、細部までしっかりと作り込んである点だ。たとえば輝度調整機能付きのロック画面を見てほしい。
見たまえ、地球の壁紙がこんな感じになる!
ロック画面で経過時間や移動距離などをリアルタイムにチェックできるのも気が利いている。たかがスライドするワンステップと思うかもしれないが、いざ使うとこの差は大きい。
そもそも、iTrailの起動中は(本体がスリープしないように設定していたとしても)自動的にスリープしなくなるので、自然と記録ミスを防げるため、使っていて安心感がある。
さらに“割り込み”にも強い。途中で電話がかかってきても、通話終了後にワンタップでログの記録を再開できるし、誤ってiTrailを終了させてしまった場合も同様だ。iPhone 3Gのアプリにはとても必要な部分。
各種のパラメーター表示はこんな感じでカッコいい!
ほかにも、以前に記録したコースに新たにログを継ぎ足すことも可能(“続ける”をタップするだけで記録開始)。また、おいしそうなラーメン屋などを発見したら“中継地点”をタップすることで、任意の位置情報をログに記録でき、データ収集のような楽しみ方ができるのもおもしろい。
ただ、難を言えば、速度表示がアテにならないのと、GoogleドキュメントにアップロードしたデータをPCに保存するときの手順が煩雑な点がタマにキズ。これは、一旦ファイルを開き、任意のテキストエディターで文字コードをUTF-8にし、保存しなおす手順が必要になる。
だが作者は、すでに次期バージョン(1.7)で大幅な機能改善をすると公式サイトで予告しており、まだまだ使いやすくなりそうだ! チェックしておいて損はないだろう。
『iTrail』
App Store価格:350円
(価格は記事掲載時点のものです)
(c)Justin Davis
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追記【2009/8/12】
『iTrail』
バージョン:1.9
App Store価格:無料
(バージョンと価格は追記時点のものです)
【主な変更点】
●テキスト形式での保存が簡単に
従来は、Googleドキュメントにアップロードしたログデータをテキストに保存するときの手順が煩雑だった。が、Googleドキュメント側の対応で、ログデータをGoogleドキュメントで開く→“ファイル”メニュー→“ファイルのダウンロード”→“テキスト”で簡単に保存できるようになり、データを取り出しやすくなった。
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