どうもこんばんわ編集部の斎藤です。サーマルティクさんから2.5インチSSDの固定台を備える変り種PCケース、『ElementS VK60001W2Z』が借りられたのでレポートしまっす。
2.5インチSSD専用の固定台付き、とユニークな仕様ですが、価格は1万8000円と割とお高め。ベーコン小林先輩は、『SSDを組み込みたいんなら、3.5インチベイ固定用のマウンターを買えばいいじゃん』とか野暮なことを申しておりました。僕は『でも、マウンターは所詮マウンターでしょう? 純正オプションでもない限り、デザインの統一は計れないでしょう? それは僕の美学に反するんですよね。それにちょうど僕、新しいPCケースが欲しかったんです、だからもう横から口出すのはやめて黙って見とけよこの天然パーマの豚野郎』と早速会社のマシンをぶちこみ2週間使ってみました。
そこで、僕がグッときたことが以下の3点。
①ドライバーレスで着脱できるフロントファン
②3.5インチHDDベイはサイドとフロントの両方から取り出せる
③ドライブベイカバーにスポンジっぽいフィルターが張られてある
①は人気ケースならもはや当然の仕様ですね。『Nine Hundred』しかり。でも、ベイに固定されていないぶん、着脱が楽。しかもこれが②とうまく連動している。HDDを交換するときは、フロントドアを開けて、カバーを取り、ファンを外して、そのままHDDベイを引き抜ける。SATAケーブルを長めにしておく必要はあるのですが、ドライバーを使わなくて済むのがすばらしい。
フロントHDDアクセス超COOL
おまけに、サイドパネルを開ける必要がないので、例えばテレビラックと机の間にすぽっと収めて使っても、HDD交換時にどっこいしょとPCケースを移動しなくても済むわけです。
③は、細かいところですがポイント高めです。ホコリがびっしり溜まったクーラーファンやらケースファンの掃除はできる限りしたくないですもんね。2週間使った結果、自分が普段どれだけ汚い場所で仕事をしているのかがわかりました。
奥さん! 掃除の手間が省けますよ!
ところで、2.5インチSSD固定台についての感想ですが、正直、フロントHDDベイへのアクセスが良すぎて、印象が薄くなりました。2.5インチSSDを固定する台はサイドからしか引き出せないので、交換時はサイドパネルを開けなければなりません。あんまりサイドパネルを開けたくないので、前から引き出せる3.5インチ用のマウンターのほうが便利だなーと思いました。デザインと機能性うんぬんでベーコン小林先輩と大喧嘩しましたが、ごめんなさい小林さん。エへへ。
SSDを固定台に取り付けるとこんな感じ
最後にサイドパネルの大口径ファンの仕様について触れようと思います。本体との接合部に通電するパーツが採用されており、サイドパネルを開けると自動的にファンへの電力供給が止まり、閉めると再び通電してファンが回りだすといったギミック。これは、サーマルティクの独自技術だそうです。
ファンへの電源は接点スイッチ
パソコンの電源を落とさずにそもそもサイドパネルを開けるか?と思いましたが、組んだ直後のテスト始動なんかでちょくちょく電源を入れた状態でサイドパネルを開けて確認するので、便利でした。細かいところまで配慮が行き届いている、といった感じですね。(編集部 斎藤)
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