ファイル名はわからないし、どのフォルダーに保存したか忘れた、ファイルの種類も不明、でも開いてみれば○○について書かれていることがわかっている。そんなファイルはビスタでどうやって検索したらいいだろう?
まずは、“ウィンドウズキー”+“F”を押して、検索ウインドーを開く。とりあえず、検索窓に、唯一わかっているキーワード“○○”を入れて検索。運がよければ、これだけでかなり絞り込めるはず。
↑“アンドロメダ”で検索したところ、いろんなファイルがヒットしてしまった。
運が悪ければ、というか普通は、関係ないファイルがいっぱいヒットしてしまうことが多いと思う。
これは、ビスタの検索が、ファイル名、ファイルのパス(保存されているフォルダー)、タグなどでも検索されるからだ。それらのうちのどこかに、たまたまその○○と同じ言葉が使われていたら、そのファイルもヒットしちゃうのだ。
さて、ファイルの中身だけを検索する方法は?
11月22日のブログエントリーでは、○○という名前のフォルダーを検索するのに
名前:○○ 種類:フォルダ
と検索窓に入れる方法を紹介した。ファイルの中身を検索するには、この“名前:”とか“種類:”とかと同様、次のように検索すればいい。
内容:○○
↑ファイル名などに関係なく、中身に“アンドロメダ”と書かれているファイルがヒットした。
↑ファイルを開いてみると……。たしかにアンドロメダと書かれている。
例によって、“:(コロン)”は半角でもいいし、
“内容”は“content”でも同じだ。
ちなみに、ここでいう“内容”っていうのは何を表わすのか?
すべてのファイルの種類を調べたわけではないけど、どうやら、次のようなファイルの中に書かれている文章(テキスト)が対象になるようだ。
テキストファイル(.txt)
MSワード(.doc、.docx等)
MSエクセル(.xls、.xlsx、.csv等)
PDFファイル(.pdf)
HTMLファイル(.htm、.html)
これらは、(たぶん)“高度な検索”で“表示項目”として“ドキュメント”を選択したときに表示されるファイルである。なので、実行ファイル(.exe)や画像ファイル(.jpg、.bmp等)、音楽ファイル(.wma、.mp3等)などなどは検索対象とならない。
また、あくまでファイルを開いたときに表示される“中身”だけで、ファイル名やタグなども検索対象からはずされる。
なので、応用として、たとえば“週刊アスキー”と書かれているはずのエクセルファイルだけ検索したいときは、
種類:excel 内容:週刊アスキー
とする。
↑目的のファイルを検索できた。種類は“excel”のほか“.xls”でもほぼ同じ結果。ただし“エクセル”ではうまくいかなかった。
ところでこれ、“F1”キーを押して表示される“Windows ヘルプとサポート”には書いていないし、どうやらマイクロソフトのホームページでも見あたらない。なので、私の手元のパソコンでは使えているけど、環境によっては使えない可能性もあるのでご了承願いたい。
なんで“内容”や“content”だとわかったかというと、いろいろな言葉で試してみたからだ。そうしたら、“内容”で中身を検索できたので、うれしくなってここに書いているという次第。
(加藤兄)
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