マシンスペック云々関係なしに、Vistaを使っていてまどろっこしいのがユーザー アカウント制御“UAC”の存在。設定変更やシステムツール起動の際などに、いちいち画面が暗くなるアレです。MSの説明によるとセキュリティー意識を高めるために“わざわざ”ユーザーがストレスを感じるようにしたといいます。って、そんな馬鹿な!
UACは設定で簡単にオフにできるのですが、オフの状態だと今度はOSの脆弱を監視する機能“セキュリティーセンター”が黙っていません。ウィルス対策ソフトが入っていないのと同じくらい危険と見なすのです。確かに必要なファイルを捨てたり移動させちゃったりしてシステムがぐちゃぐちゃになっちゃうケースは以前のOSでよくありました。でも、画面暗転という挙動は、いくらなんでもPCに慣れ親しんできた人を馬鹿にしていると思うんですよね。
ところが、実はUACをオフにしなくても画面の暗転だけ止めることができたんです。
暗転を止めるには、コンパネの管理ツールにある“ローカルセキュリティーポリシー”から“昇格のプロント時にセキュリティで保護されたデスクトップに切り替える”(この日本語もナゾだよなぁ^^;)の項目を無効にすればオーケーです。ただ、このローカルセキュリティーポリシーの設定自体が、一部のVistaのエディションになかったりします。そこで手っ取り早いのがおなじみ“レジストリエディタ”を用いた方法です。
まず、スタートメニューの“検索の開始”欄に“regedit”と入れリターンを押します。
レジストリエディタが起動したら下記ディレクトリをたどります。
HKEY_LOCAL_MACHINESOFTWAREMicrosoftWindows
CurrentVersionPoliciesSystem
Systemディレクトリに“ProntOnSecureDesktop”という項目があるのでダブルクリックし、値を“1”→“0”に変更。
以上の設定を行なうと、UACによる画面暗転がなくなります! UAC自体は動いていますし、続行ボタンを押さなければ先に進めないことに変わりありませんが、心理的にはずいぶん快適になった気がしますよ。(ACCN)
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