週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

【レビュー】つよきす(きゃんでぃそふと)

2006年05月19日 16時03分更新

おっす! 俺だよ俺、俺! こんちは。大人の事情でBLOGで再開することになった全ギ研のゴウです。このカテゴリーでは、編集部のキモオタども痛い情報を書き込んでいくですよ! まず1発目は、ボクの愛してやまないギャルゲのレビューです。特に最新作を紹介するわけでもないので唖然とするかもしれませんが、ボクは気にしないので大丈夫! では、さっそくいってみましょう。

『つよきす』(きゃんでぃそふと:18禁ゲーム)

最近のエロゲはツンデレ(ツンツンしてるけど、1回心を許すとデレデレ)ばかりだ! そう憤慨しているユーザーも多いことでしょう。まったくそのとおり! 猫の杓子もツンデレツンデレと、おまえら全員ツンデレ村の住人か? と疑問を投げかけたくなる昨今。ボクはデレツン(最初デレデレ、現在はツンツン)とかブルーになりそうでいいなぁ、というか既婚者は結構味わってそうだなぁとか平和なコトを思っていました。

そんな嫉妬パワー全開の負け組み思考だからモテないんだな……と気づいているのですが、もうボクは戻れないのです。

で、そんなツンデレを含む強気っ娘を大フューチャーした本作。前評判もかなり高く、ボクも発売日に大購入! ツンデレに弱いのは漢の罪、それを許さないのはオンナの罪とか、とても声に出せないアレなことを考えながら帰宅し、さっそくインストール。しかし、インストール開始直後にPCがぶっ壊れ、光学メディアを入れ替えるとブルースクリーンも出ずに再起動がかかるという謎めいた症状が発生するようになりました。さすがツンデレに特化した作品。インストーラーからして強気です。まあ、よく考えたらIDE関連の何かが偶然壊れたんですが。

さて、内容なんですが、まあよくある学園生活モノでございます。ヒロインが全員強気なコばかりですが、最終的にかなりデレになるという黄金のツンデレ進行。システム関連に不備もなく、画面効果を担うスプリクターの手腕も見事と、かなりいい感じの作品に仕上がっています。

特筆すべきは豪華な声優。もうすでにいろんなトコで話題になってるので明言しませんが、男性声優陣はマジでビビります。ベジータさんとか、載宗のアニキというかギガルト先生というか音速丸さんの中のヒトも出てますよ!

で、ボクの評価は


もう手に入れることができないからこそまぶしい、幸福な時間を味わえます


ヒトを選ぶ芸風ではあるものの、ものすごくマニアックなネタもからめながら展開されるドタバタコメディな日常が、とにかくおもしろかったのです。でも、ヒロイン全員をクリアしていちばん感心したのが、本作にはいいヤツしか出てこないこと(よっぴーシナリオはちこっとヤなヒトいるけどね)。こんなふうなみんなが仲良しでシアワセな日常を見せられてしまうと、楽しさと一緒に、せつなさも感じてしまいました。主人公に感情移入するのではなく、登場人物の環の中に入りたいと思ってしまうようなせつないキモチ。

登場人物全員が幸福であるように、次の日はもっと幸福であるように、コメディタッチだけどひたすらに幸福の箱庭世界を描写し続けるシナリオライターの力量に感服いたしました。安易に欝展開にするメーカーの奴等はマジでいっぺんコレをプレイして海より深く自省しろ、と思いました。

と、まあ手放しで褒めまくりですが、ギャグのネタはホントにマニアック。スカウターはともかく、テックウィンの『ピアノレッスン』ネタとかわかるヤツ、少ないだろ……

ボクの評価(★★★★★★★★★☆)9点
コメント:学園生活で思い出したが、ボクの小学校時代の担任の先生はガチで戦国大名のお姫様だったなぁ……リアル姫だとは……(ゴウ)

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります