週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

60GBの“ギガ”の使い道

2020年01月17日 12時00分更新

映像や音楽を通信で配信するのは4G時代の話
5G時代にはやはり5Gのサービスがふさわしい

 冒頭で、5Gのサービス開始時にもデータプランを変更しなくて良くなるよう、恒常的に毎月60GB使えるようにしてしまうのではないかという予測を書きました。

 実際のところキャンペーン終了は未定で、終了の1ヵ月前に告知するとドコモのサイト上には書かれているので、終わりがないというわけではない雰囲気はにじませています。ただ、4Gまでのサービスで、5G時代に標準的となるデータ量を使い切ろうとするのは、やはり無理がありそうだということがわかってきたのではないでしょうか。

 5G時代には5G時代なりのサービスやアプリが登場して、それだけの通信量にフィットするなんらかが登場する、というありきたりな話になってしまいますが、今まではせいぜい動画や音楽といったコンテンツを通信でばらまいてきた程度だったから、データ爆発が押さえられてきたわけで、今後は空間だとか、より膨大なデータを丸ごとやりとりしてしまうようなコミュニケーションやコンテンツが5G時代にはふさわしいのかもしれません。

 とりあえず筆者は1月に出張だらけなので、モバイル通信を使って飛行機の中で見たいコンテンツをダウンロードして貯めておこうと思います。

 と書いたところで、5G時代、デバイスのストレージもよりたくさん必要になることに気づかされます。となると、1TBのストレージを備えるタブレット、iPad Proもさほど飛躍した話ではなくなっていくのかもしれません。

 

筆者紹介――松村太郎

 1980年生まれ。ジャーナリスト・著者。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)。またビジネス・ブレークスルー大学で教鞭を執る。モバイル・ソーシャルのテクノロジーとライフスタイルについて取材活動をする傍ら、キャスタリア株式会社で、「ソーシャルラーニング」のプラットフォーム開発を行なっている。

公式ブログ TAROSITE.NET
Twitterアカウント @taromatsumura

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

この連載の記事