Kingston Technologyは、CES 2020においてパートナーやメディア向けにKingstonブランドと、同社のゲーミングブランドであるHyperXブランドのプライベートスイートを設け、新製品や開発中の製品などを公開した。
HyoperXブランドでは、ワイヤレス充電に対応したゲーミングヘッドセットや、スマホ用のグリップにもなる充電アクセサリなどが公開された。
「CLOUD FLIGHT S」は、現行製品のCLOUD FLIGHTのワイヤレス充電対応版という位置付けで、イヤーカップにQi充電機能を統合し、同社のワイヤレス充電アクセサリである「HyperX ChargePlay Base」などに置くだけで、充電ができるというもの。ヘッドホンドライバには50mm径のネオジムドライバを採用、PCやPS4との接続には、2.4GHz帯の独自無線方式の他、USBケーブルによる接続もサポートし、7.1chバーチャルサラウンドサウンドの再生を可能にする。
イヤーカップには現行のCLOUD FLIGHT同様、ボリュームコントロールダイヤルやマイクのミュートボタンなどが装備されているが、イヤーカップにタッチボタンを搭載し、同社の統合設定ソフトウェア「HyperX NGENUITY」を用いて、ボリューム調整やメディアコントロール機能を割り振れるため、ワンタッチでチャットに最適なボリュームバランスに設定できたりする。同社は本製品を北米市場では2月に投入予定であり、価格は現行モデルのCLOUD FLIGHTと同じ159ドル(約1万7400円)に据え置く考えだ。
スマホ用のワイヤレス充電アクセサリとなる「ChargePlay Clutch」は、iPhoneやAndroidスマートフォンを挟み込むグリップ形状のモバイルバッテリにQi対応のワイヤレス充電機能を統合した製品。
同社は北米市場においてゲームコンソール向けの充電ソリューションを拡大しており、昨年からソニー・インタラクティブエンタテインメントの「PlayStation 4」やMicrosoftの「XBOX ONE」、任天堂の「Nintendo Switch」向けの充電アクセサリを発売。昨年末には6000mAhのバッテリを搭載できるキックスタンドと、Joy-Conグリップをセットにした「ChargePlay Clutch Nintendo Switch」という同等の製品(ただし、充電はUSB経由)を北米市場に投入している。
今回発表したChargePlayは、同社の充電アクセサリのエコシステムをゲームコンソールだけでなく、スマホゲーム市場にも拡大するものであり、北米市場向けには今年第2四半期に59.99ドル(約6600円)で投入予定ということだ。
このほか、HyperXブースには、11個のプログラマブルボタンを搭載し、Pixart 3389センサー採用することで最大16,000DPIまで設定可能なゲーミングマウス「Pulsefire Raid」を発表。マウススイッチには2000万回のクリック耐性をほこるオムロン製スイッチを採用。各ボタンの設定や、ホイールとHyperXロゴのRGB設定はHyperX NGENUITYから行なえる。
北米市場においては1月末より発売が開始され、価格は59.99ドル(約6600円)となる見込みだ。さらに同社初となるRGB対応マウスパッド「Fury Ultra」も発表され、Pulsefire Raid同様、北米では1月中に発売される予定になっている。その価格は54.99ドル(約6000円)となる。
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