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2万5000円を切るMSIのRadeon RX 5500 XTはフルHD環境のゲーマーに最適

2020年01月17日 12時00分更新

ゲームによって得意不得意があるが
平均60fpsはクリアできる

 「Borderlands 3」でも、RX 5500 XT MECH 4Gは終始、良好なパフォーマンスを見せている。ここでは、中設定を選択したうえで、ゲームに用意されたベンチマークモードを実行した。

 その結果だが、RX 5500 XT MECH 4Gは、平均フレームレートにおいて、GTX 1650 SUPERを4~9%上回るパフォーマンスを見せた。とくに、2560×1440ドットでは、GTX 1650 SUPERが平均60fpsに達していないのに対して、RX 5500 XT MECH 4Gは上回っている点は評価できるポイントだ。

 「PlayerUnknown's Battlegrounds」(以下、PUBG)においては、ウルトラ設定を適用したうえでゲームをプレイ。その際のフレームレートをFrapsで取得している。

 PUBGでは、これまでと様相が異なり、平均フレームレートでRX 5500 XT MECH 4GはGTX 1650 SUPERに5~6%ほど届いていない。ただ、それでも1920×1080ドットであれば、最小フレームレートが60fpsを超えており、快適にプレイできそうだ。

 最後に「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ ベンチマーク」だが、ここでは最高品質に設定し、ベンチマークを実行した。同ベンチマークは、GeForceシリーズへの最適化が進んでいるため、Radeonシリーズは不利な戦いとなっている。それは、RX 5500 XT MECH 4Gも同様で、GTX 1650 SUPERに2~4%ほど届いていない。しかし、2560×1440ドットで、RX 5500 XT MECH 4Gはスクウェア・エニックスの指標で最高評価となるスコア7000を上回っており、プレイの快適性に支障はなさそうだ。

2万5000円を切る価格は魅力的
フルHDならメモリー容量4GBでも問題なし

 以上のテスト結果から明らかなとおり、RX 5500 XT MECH 4Gは多くの場面でGTX 1650 SUPERを上回るパフォーマンスを残している。一部のタイトルで後れを取る場面も見られたが、それでも1920×1080ドットで快適にプレイでき得るパフォーマンスを発揮し、エントリー向けモデルとしてのポテンシャルは申し分ない。

 冒頭でも述べたとおり、本製品は2万5000円を切る価格を実現しており、これからゲームをプレイするユーザーや、古いPCからの載せ替えを図るユーザーにとって、かなり魅力的な選択肢になるだろう。

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