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高齢者福祉施設向けに導入

パナソニック、1日の生活リズムにあわせた明かりを提供する「リズムサポート照明システム」

2020年01月09日 17時00分更新

 パナソニック ライフソリューションズは1月9日、「リズムサポート照明システム」が大阪の高齢者福祉施設に導入されたと発表した。

 リズムサポート照明システムは調光調色可能なLED照明器具と制御システムで構成されており、照明の明るさと色を1日の自然光に合わせて同社独自の特定スケジュール(特許出願中)で運用される。日中は明るい光、日の入り後はくつろぎの光と、1日の自然の光にならった制御で生活リズムをサポート。日中の明るい光は、生活リズムを整えつつ、まぶしさにも配慮した和やかな雰囲気を演出。日の入り後は、夜の睡眠を阻害しない、低照度・低色温度でありながら、薄暗さを感じにくい、くつろぎの明かり空間を提供するという。

 2017年10月から2018年5月に実施した実証実験では、従来照明(白色)環境下に比べ、入居者が夜間に寝ている時間の割合(時間)が12%増加、夜勤スタッフが推奨時間帯に横になれた時間が46分増加したという。同社では2019年4月より施設への提案を開始。高齢者福祉施設のデイルームや食堂など、入所者が日中の多くを過ごす共用部向けに専用の照明制御スケジュールを開発したという。

 今回導入されたのは、「健都(北大阪健康医療都市:大阪府吹田市)」2街区の高齢者向けウェルネス住宅「patona吹田健都」内「エイジフリーハウス吹田健都プレミア」(2月開業予定)内4ヵ所。構成される調光調色LED照明器具の数は合計114台、照明制御システムは4セット。同社では、今後も高齢者福祉施設の共用部に対して「リズムサポート照明システム」の提案をさらに強化するとしている。

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