サムスンのBixbyが運転手に提案!?
サムスン電子は、ラスベガスで開催中のエレクトロニクスショー「CES 2020」で「デジタルコックピット2020」を発表した。
生体認証による顔認識や、8台のディスプレー、8台のカメラ、SoC「Exynos Auto V9」などを装備し、サムスン電子製品などともシームレスに連携するという。
数ある機能や部品の中で、サムスン電子が最もアピールするのは、車内に搭載されるAIアシスタントのBixby(ビクスビー)だ。Bixbyが車両のさまざまなコンポーネントとパラメーターを監視する。
たとえば、メンテナンスショップを訪れる際、ドライバーにエンジンオイルの交換を警告したり、家に帰る途中で家の照明や家電製品をオンにすることについて提案する、といった機能を備える。ほかにも、車内から自宅の訪問者を検出してドライバーに通知したりする。
また、安全性についてもBixbyが欠かせない存在となる。長距離ドライブ中に眠気が高まっている場合、音楽をオンにするか、眠気と戦うために他の予防措置を取ることをシステムが提案する。
車の後方部には、大型53.7型のmicroLEDテールディスプレーを備える。他者に対してユーザーが運転中もしくは駐車中なのかをアニメーションで表示するユニークな仕掛けもある。
このようにデジタルコックピット2020は、サムスンが誇る技術とインテリアデザインを融合させた内容だ。コネクテッドというワードが飛び交う5G時代だが、自動車と人の対話方法をどのように変えるのだろうか。今後の動向に注目したい。
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