アスペクト比16:10、XPS 13の新モデル
米ラスベガスで開催中の世界最大のエレクトロニクスショー「CES 2020」で、デルが「#DellExperience LIVE」と題したプレスカンファレンスを実施。
前夜祭イベント「CES Unveiled」で発表されたばかりの「XPS 13」の新モデルなどを展示し、大いににぎわいを見せた。
今回発表されたのは、クラムシェルタイプのXPS 13の新モデル。上下左右が狭額縁となる「InfinityEdge」デザインを採用している。前モデルでは下部のベゼルのみ太いデザインを採用していたため、縦の表示面積が増え、「UHD+」解像度(3840×2400ドット)のディスプレーが選択可能になった。なおこの仕様は、2 in 1バージョンでは、2019年モデルから採用されていた。
アスペクト比は「ワイド」と呼ばれ、PCやテレビで多く採用される16:9よりも縦が長い16:10になった。トップカバーのサイズに対して、画面占有率は91.5%を占めるという。
また、キーボードの面積、タッチパッドの面積も拡大。タッチパッドは従来モデル比で17%拡大し、ジェスチャー操作のしやすさが向上した。また、CPUには第10世代インテルCoreプロセッサーを採用(コードネーム:Ice Lake)を採用し、処理性能も向上させている。
インターフェース類はThunderbolt 3×2、USB 3.0、microSDスロットなど。ワイヤレス通信規格はWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)、Bluetooth 5。最小構成モデルでは、重量はおよそ1.2kg。米国、欧州では7日より販売を開始している。価格は999.99ドルから。
XPS 13はもともとプレミアムグレードのPCに位置づけられ、質感のよさや剛性感、ディスプレーの品質のよさには定評があったが、今回の刷新でより洗練された美しいデザインへと進歩している。カンファレンス終了後、展示会場には次第にマスコミが詰めかけ、動くのにも気をつかうほどの行列になっていた。
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