オンキヨーのカスタムIEM
待望の新モデルを見た
オンキヨーは、国内メーカーでカスタムIEMを製造している数少ないメーカーのひとつでもある。カスタムIEM市場への参入は2015年だが、ポタフェス2019の開催直前に、新モデル「シリーズM」と「シリーズJ」を追加することを発表した。
やはり注目度も高かったようで、ブースには行列ができており、30分近く並んで試聴ができた。シリーズMはマグネシウム振動板BAドライバの採用したシリーズで、シリーズJは高解像度な中高音と豊かな低域で楽しめることを目指したシリーズとしている。
既発売モデルと比べると、カスタマイズ性を高めているのも特徴で、既発売モデルで採用していた細長い「C型クール」に加えて、カスタムIEMらしい「D型フルシェル」形状も選択できる。
さらにカラーは20色から選べ、表面のフェイスプレートと、内側のシェルで色を変えるツートン仕様にも対応。ケーブルとハウジングの接続端子も、カスタムIEMで広く使われる「MMCX」と、堅牢性が高いとされる「T2」から選択可能だ。
ウェストンの新モデルはBA7基の意欲作
カスタムIEM分野では、米ウェストンの新モデル「WST-ES70」も人気を集めていた。
BA型ドライバー7基(高域×4、中域×2、低域×1)を搭載したモデル。高域の解像度の高さを実現しつつも、近年の音楽シーンで重視されている沈み込むような低周波もしっかりと耳に届けられるとうたう。
ウェストンはカスタムIEM分野でも老舗と言える存在だから、WST-ES70も定番的な人気を集めていくのではないか。
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