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ASCII Power Review ― 第55回

富士フイルム X-Pro3 実機レビュー = フィルム時代からのカメラファンのための特注カメラだっ!!-倶楽部情報局

2019年12月23日 18時00分更新

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 本日は、ASCII倶楽部の人気記事「富士フイルム X-Pro3 実機レビュー = フィルム時代からのカメラファンのための特注カメラだっ!!」を紹介します。


 光学式とEVFを切り替えられるハイブリットビューファインダーを搭載した富士フイルムX-Proシリーズ。その3代目となる「X-Pro3」は、撮影に集中するためにあえて「画面を隠す」という特異なデザインを採用したことで話題になっている。はたしてその使い心地はどうなのか、実際に撮影してチェックしてみた。

量販店価格はボディーのみ23万5950円。キズが付きにくい「デュラテクト」加工を施したDRブラックとDRシルバーもラインナップされ、こちらは26万3450円。写真で装着しているレンズは「XF35mmF1.4 R」。7万950円。

フィルム時代からの
カメラファンに向けたデザイン

 特徴ともいえる背面は、まるで銀塩カメラのようなデザイン。特にサブ液晶はどう見てもフィルムの包装箱を挿入するポケットを意識し、さらにカラー調整の「フィルムシミュレーション」を変更すると、その包装箱に合わせたデザインを表示するあたりは、銀塩時代からの古いカメラ好き向けたギミックである。

銀塩カメラを意識したサブ液晶にくわえ、十字キーも廃止されたことで、よりシンプルでアナログ感の強いデザインになった。

サブ液晶はフィルムの包装箱のような表示の”クラッシック”と、主な撮影情報が表示され実用的な”標準”が選べる。

 背面の液晶部を下方に動かすと画面が現れ、メニューなど液晶画面を使用する操作などはこの状態で行う(なおEVFを覗きながらでもメニューの操作は可能)。また液晶を開いたままなら、撮影後の画像を液晶で確認できる。少し不格好だが、一応通常通りの撮り方もできるというわけだ。

背面液晶の可動は下方180度のみ。ヒンジに1軸可動部を追加すれは反転し自分撮りも可能になるのに、あえてそうしないのがこのカメラの硬派なところ。

 正面と上面の見た目は初代から大きな変更はないが、外装には新たにチタンを採用している。手に取ってみると確かに高級感があるような気はするが、今までチタンボディーに触れたことが無いこともあり、正直それほど違いは感じられなかった。

 しかしチタンといえばその昔、特注品もしくは一部の高級機で採用された特別なもの。これまた古いカメラ好きにとっては羨望の的だったはず。その所有欲を満たしてくれるなら、きっとマニアとっては嬉しいことだろう。

ボディーサイズは140.5(W)×82.8(H)×46.1(D)mm。重量はバッテリー、メディア込で497g

初代から変わらぬシャッターボタンのレリーズ穴や、2代目から採用されたシャッタースピードダイヤルの小窓でのISO感度設定など、他のカメラにはないアナログ感は継承されている。

底面にはひっそりと、「TITANIUM」そして「MEDE IN JAPAN」の刻印が。

 なおチタンはキズが付きやすいという欠点があり、そのため“デュラテクト”という表面加工を施したDRブラックとDRシルバーというカラーバリエーションが別途用意された。もちろん通常のブラックカラーも、普段使いでは特にキズを気にすることはないだろうが、よりスペシャリテ―を求めたいのならこちらも注目だ。

 X-Proシリーズ最大の魅力といえば、やはりハイブリットビューファインダー。特に光学式ビューファインダー搭載の機種は今や数少なく、ファンにとっては貴重な存在である。

「心臓部」である光学ファインダーに
大きな変更が!!


 続きは「富士フイルム X-Pro3 実機レビュー = フィルム時代からのカメラファンのための特注カメラだっ!!」でお楽しみください。

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