KDDI、三菱商事、ロイヤリティ マーケティング(Pontaの運営元)、ローソンの4社はネットとリアルを融合した新たな取り組みで合意したことを発表した。またKDDIは、ローソンおよびロイヤリティ マーケティングと資本業務提携も締結する。ローソンについては市場から2.1%の株式を取得、ロイヤリティ マーケティングとは三菱商事が所有する同社株式を20%取得する形で行なう。
今回の合意における最大のポイントは、auが展開してきた「au WALLETポイント」を「Pontaポイント」に統一するなど、KDDIがPonta経済圏に完全に加わるという点。このほか、au IDとPonta会員IDを連携、Pontaアプリに「au PAY」機能の実装、au WALLETアプリに「デジタルPontaカード」機能を実装なども公表している。
KDDIとローソンの連携においては、5G通信やロボティクスによる新しい消費体験を提供できる新世代型コンビニサービスを展開。ローソンにおける「au PAY」の還元率をアップするなどしている。
Pontaやローソンと言えば、ドコモ/dポイントとの関係が深いイメージだっただけに、意外な感もある提携(ローソン竹増社長によるとドコモとの業務提携は継続して推進するとのこと)。KDDIはスマホ決済の普及に思い切った策に出たと言えそうだ。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります