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自然の中で利用するアウトドア用の食器を製品化。渋谷パルコで展示開始

テクノラボ、海洋プラスチックごみを工芸品に再生する事業開始

2019年12月05日 15時40分更新

海洋プラを原料にした器

 テクノラボは11月20日、日本の海岸で回収した海洋プラスチックごみを家庭内雑貨やインテリア家具などに再生する事業に乗り出すと発表。第1弾として、自然の中で利用するアウトドア用の食器を製品化し、「渋谷パルコ(PARCO)」で展示を開始した。

 製品は「reBirth」(リバース)というブランドで展開。デザインはテクノラボ社員が手がけ、社内で最終製品化までを手がける。器は、パルコとクラウドファンディング業のCAMPFIREが共同運営している実証実験特化ショールーム「BOOSTER STUDIO by CAMPFIRE」にて展示。これにともない、2020年1月にかけてクラウドファンディングを実施し事業資金を募るという。

プラスチックは細かく粉砕し機械で圧力をかけて成型する

 プロジェクトでは当初、神奈川県湘南地区の海岸に散乱するごみを原料とする。また、ごみ問題に悩む他地域の自治体とも協力して収集し、その場で食器などを生産するワークショップのような活動も実施。プラスチックの粉砕機と加工機を現地に持ち込んで、工芸品生産をサポートする。

 クラウドファンディングを通じた事業資金は、成型機に組み込む金型の調達などに充てるという。一連の取り組みを通じ、地域再生活動に携わるとともに、海洋プラスチック廃棄物に対する国民の意識向上に貢献するとしている。

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