12月1日、品川のクラブexにて「ストリートファイターリーグ: Pro-JP operated by RAGE(以下、ストリートファイターリーグ:Pro-JP)」の上位3チームが出場する「グランドファイナル」が開催された。本記事ではその模様をお伝えする。
今リーグはキャラクターBANを採用
上位3チームによるグランドファイナルが始まる
今回の大会は、6チームで1シーズン実施されてきたストリートファイターリーグ:Pro-JPの上位3チームがファンの前で対戦するというもの。今リーグは格闘ゲームには珍しいキャラクターBANルールを採用していることで話題になっていた。
大会の実況解説はハメコ。氏と大和氏が担当。ゲストとしてゴールデンボンバーの歌広場 淳さんも参加した。歌広場さんは「詳しく分からない方にも面白さを伝えられるように頑張りたいと思います」と語っていた。
3位チームの「FUUDO GAIA」は総合力が高く、サブキャラも強い安定したチームでBANにも強い。2位チームの「NEMO AURORA」はリーダーのNEMO選手の大将がチームを支えて引っ張ってきたチーム。BANには弱い点もあるが、そこを大将戦全勝のNEMO選手が補うチームとなっている。そして、1位チームの「MAGO SCARLET」はメインキャラをBANされた選手の勝率が平均して高く、BANへの対応ももちろん素晴らしい総合力、チーム力の高いチームといえる。
それぞれ長いリーグ戦を戦ってきたチームということもあり、特色が色濃く分かれた3チームのグランドファイナルとなる。
FUUDO GAIAvsNEMO AURORAのセミファイナルがスタート!
最初に実施されたセミファイナルは、ふ~ど選手率いるFUUDO GAIAとネモ選手率いるNEMO AURORAの対決となった。
作戦会議の後、FUUDO GAIAのShuto選手、NEMO AURORAのキチパーム選手による先鋒戦がスタート。ストレートで1セット目を取ったキチパーム選手がそのまま押し切るかと思われたが、Shuto選手が取り返し勝利をもぎとった。NEMO AURORA側には順位アドバンテージポイントがあり、FUUDO GAIAはこの勝利によってポイントをタイにすることに成功した。
そして2-1でNEMO AURORA有利で迎えた1周目の大将戦は、ネモ選手vsふ~ど選手の文字通りの大将戦となった。スタート直後のマッチでふ~ど選手の速攻が決まり、勝利したことにより、流れがふ~ど選手に寄るかと思われたが、その後は落ち着いたネモ選手の戦いが効果的に働き、勝利を手にした。対戦ポイントは4ー1とNEMO AURORA優勢で1周目を終えた。
重要なポイントでもある2周目1戦目は、1周目と変わらずShuto選手とキチパーム選手のマッチ。1周目の対策からキチパーム選手がリベンジするかと思われたが、Shuto選手が1周目に引き続き相手を退け、ポイントを4ー2とした。
2週目2戦目も同じマッチアップに。リーグ戦中から調子が上がらず1戦目も勢いに乗れなかったボンちゃん選手の試合に注目が集まっていた。ここでも前試合と同じキャラクターでの試合となり、同様の流れになるかと思われていた。しかし、2周目のボンちゃん選手は1周目の反省点を生かし、重要なポイントでしっかりと相手の攻勢を止めることで流れを掴み勝利を手にした。
リーグ戦中から数えて8連敗中だったとのことで、ボンちゃん選手の中でも観客にも記憶に残る試合となった。
大将戦は1周目と同様、リーダー同士の対決。ふ~ど選手がどのように立ち回るか注目されていたが、それを全て見越していたかのようなネモ選手の戦術が上回りふ~ど選手を圧倒した。結果、大将戦に勝利し2ポイントを獲得したNEMO AURORAがセミファイナルを突破。グランドファイナルへと駒を進めた。
試合後のインタビューで、ネモ選手は「相手は大将戦も含めて、プレッシャーが多かったと思いますが、その分私たちは楽な気持ちでプレイすることが出来ました。グランドファイナルではBANも含めて真正面から戦います」のコメントを残した。
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