安くてコンパクトでも高性能な、個人クリエイターが選ぶべきPCがわかった!
「YouTuberとして動画で食べていこう」という人におすすめのクリエイター向けPC「HP Z1 Entry Tower G5」
今や、4K動画でさえスマートフォンやデジタルカメラで気軽に撮影できる時代。一昔前に比べると動画撮影のハードルがグッと下がってきた。それにともない、個人がPCで編集した動画をSNSや動画共有サービスに投稿するケースも増えつつある。中には本格的なYouTuberデビューを目指している人や、動画制作を職業にしたいと考えている人もいるのでは?
趣味ではなく仕事として動画制作・配信に取り組む際に重要になるのが、動画編集を行うPCのスペック。動画を観てくれる人の目を引き、飽きさせない工夫をするには、一般に使われるPCよりもある程度性能の高いスペックが必要になるからだ。
そこでおすすめなのが、日本HPが販売するクリエイター向けPC「HP Z1 Entry Tower G5」だ。ここでは、映像クリエイターのPCに求められる条件を解説しながら、同製品の特徴や実力を詳しく紹介していこう。
クリエイターPCに求められる条件とは?
●動画編集・配信に必要なスペック
動画編集・配信を行う際に鍵となるのが、CPUやメモリー、GPU、ストレージなどのマシンスペックだ。
なかでも重要になるのがCPU。動画編集の際はPCの負荷が非常に高くなるため、CPU性能は高ければ高いほどいい。性能に比例して作業の快適さは上がるし、完成した動画の書き出し時間も短くなるからだ。趣味としてたまに動画を編集するならともかく、仕事として毎日大量の動画を処理するなら、できるだけ性能の高いCPUを選んでおくに越したことはない。
同様に、作業中の内容を一時的に記憶しておくためのメモリーも重要。とくに容量の大きさがポイントになる。容量が少ないと足りない分を補うためにSSDやHDDの一部をメモリー代わりに使用する(スワップという) ので、レスポンスや処理速度が低下してしまう。作業内容に応じて必要なメモリー容量も変わってくるが、フルHD以上の動画を扱うなら少なくても16GB以上のメモリーは搭載しておきたい。
GPUは画像処理に特化したプロセッサーのこと。最近のCPUはGPUに相当する機能を内蔵しているものが多く、日常的な作業には十分な性能を持っている。動画鑑賞のように軽い処理ならそういった内蔵GPUだけでも問題ないが、動画編集のようなクリエイティブな作業には外付け型のGPU(ディスクリートグラフィックスなどとも呼ばれる)があった方がいい。できればミドル~ハイエンドクラスのゲーミングPC向けのGPUが欲しいところだ。
動画ファイルはサイズが大きくなりがちなので、ストレージに関しては速度だけでなく容量の大きさも必要になる。大容量の高速なSSDを用意できれば理想的だが、価格が高いのが難点。コスパを考えるとSSD+HDDの組み合わせが現実的だろう。そうなると、本体にSSDとHDDの両方を搭載できる拡張性の高さも重要になってくる。
●サムネイル・ロゴ制作にも性能は必要
クオリティの高い動画を作成するには、動画内のテロップやイラスト、ロゴなどにもこだわりたいところ。また、YouTubeなどにチャンネルを開設して人目を引くには、魅力的なサムネイルを用意することも大切。
こうした素材を制作する際に必要となるのがPhotoshopやIllustratorなどのグラフィックツールだ。これらを快適に利用するのにも、高性能なCPUや大容量メモリーは重要になる。
●動画編集にはクリエイター向けPCを!
動画編集やグラフィックデザインなどのクリエイティブワークに特化した高性能な業務用PCは、「クリエイター向けPC」と呼ばれ、市販の一般的なPCとは分けてカテゴライズされている。ちょうど、業務用ワークステーションと一般的なPCとの中間的なポジションに位置する存在だ。YouTuberのように動画配信を主な収入源にしようと思うなら、こうしたクリエイター向けPCの導入を検討してみるといいだろう。
「自分にはオーバースペックでは?」と思う人もいるかもしれないが、動画配信で再生数を稼ぐにはコンテンツの頻繁な更新が重要。それには、編集作業や動画のエンコードにかかる労力や時間を少しでも減らすことが鍵になってくる。初期投資は多少かかっても、クリエイター向けPCを導入することで得られるメリットは非常に大きいものがある。
クリエイター向けPCを選ぶ際にもうひとつ注目しておきたいのが、メーカーによるサポート体制だ。トラブルで長期間マシンを使えなくなってしまい更新が滞ると、収入減に直結してしまう。そのため、迅速な修理対応など、メーカーの手厚いサポートが用意されている製品を選ぶようにしたい。
とは言っても、具体的にどんな製品を選べばいいの?と迷ってしまう人も少なくないはず。そんな人にぜひおすすめしたいのが日本HPの「HP Z1 Entry Tower G5」だ。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう