LINEでほぼすべての機能を集中管理
「ネコリコホームプラス」には、「おせっかい通知」のような、勝手に状況を知らせてくる「知る」機能以外にも、ユーザーが能動的に活用できる「使う」機能もある。
使い方もカンタン。LINEにともだち登録したネコリコホームプラスのトーク画面に用意されたボタン型コントロールパネルにある6つのボタン、「モーション」、「部屋確認」、「設定」、「カメラ」、「電気代」、「リモコン」などのコマンドをワンタップするだけでOKだ。
もちろんスマホアプリ、LINEのアカウントは家族で共有して利用できる。玄関のモーションや部屋の温度を確認すれば、家族が外出した時間、帰宅時間などを見守りできるわけだ。またペットがお留守番している部屋の温度が高過ぎる、あるいは低過ぎるといった場合は、エアコンを付けてあげることも可能だ。
「部屋確認」ボタンは、「おせっかい通知」でプッシュされる情報を、任意のタイミングでまとめてチェックすることができる機能。
「リモコン」ボタンは、他のスマート家電コントロールアプリとの連携ボタン。「設定」ボタンでIoT赤外線リモコンアプリを登録しておけば、このボタンからすぐに呼び出すことが可能だ。
オプションのカメラをシステムに組み込んでおけば、「カメラ」ボタンからスマホにインストールされたEcogenieアプリが起動し、据え付けたカメラの映像を確認できる。
コントロールユニットに電気のスマートメーターに接続しておけば、「電気代」ボタンから使用電気量と電気代チェックすることが可能だ。自宅に太陽光発電パネルを設置していて売電も行っている場合には、売電量も見ることができる。
受動型IoTという新しい考え方
「ネコリコホームプラス」は今回紹介した以外にも、「OMRON 環境センサ 電池駆動型」や「ラトックシステム スマート家電リモコン」(2020年春対応予定)などの対応デバイスが用意されている。動作確認が取れたデバイス同士でホームIoTシステムを一括導入できるのが大きなメリットだ。LINEを使った親しみやすいインターフェースで、お家の見守り、ペットのお世話、電気代の節約などの生活の利便性を手軽に高めたいと考えている方に、「ネコリコホームプラス」はピッタリのサービスと言える。
IoT機器はすでに様々な分野で利用されてきているが、これまでのIoT機器が、リモコン代わりに利用したり、必要なときに情報を得るために利用されるものであるのに対し、「ネコリコホームプラス」は、換気が必要だとか、部屋の湿度を上げなければ……といった、ユーザーが認知していない欲求を認知させるために、勝手に情報を提供するおせっかいを焼くというまったく新しいアプローチを実現している。
ユーザーに、意識下にない行動を促すための気付きを与えるIoTソリューション「ネコリコホームプラス」は、テクノロジー活用法にまたひとつ新しい可能性を示すサービスだ。
IoTサービスを使うと生活がよくなる──というイメージが希薄な人でも、「ネコリコホームプラス」なら、少しだけ生活を快適にする方法が見つかるかもしれない。
(提供:ネコリコ)
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