検証用ビデオカードの外観をチェック
ここからは検証用に借りたビデオカード「PH-GTX1650S-O4G」の外観をチェックしながら、GTX 1650 SUPERの特性を見定めていこう。
2番目のポイントは外部電源の仕様だ。GTX 1650はTDPが75W仕様であったため、非ファクトリーOCモデルを中心に補助電源なしでも動く製品が多く出回っている。だがGTX 1650 SUPERはCUDAコア数が1.4倍強に増えているため、TDPは100W。そのため、外部電源は6ピン以上が必須となる。ポン付けで動くビデオカードが欲しい、あるいは電源ユニットの制約で電源ケーブルを這わせることができない人は、GTX 1650が現状最速のチョイスとなる点に注意したい。
最後の見所としては、NVEncの仕様はGTX 1660以上と共通になっているため、GPUを利用したハードウェアエンコードでH.265のBフレームがサポートされるほか、H.264でもGTX 1650やPascal/Volta世代のGPUに比べ、録画のパフォーマンスアップが期待できる。CUDAコアも増えて描画性能もアップしているため、これからゲームの録画配信を始めたい人には、良い入門用GPUとなっている。
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