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最大28時間駆動、さすがLGといえる高精細ディスプレーにこだわり音響でNetflix視聴も快適

長時間駆動で選ぶならベスト! 1kg以下で美麗な液晶も魅力的な13.3型の「LG gram」

2019年11月22日 09時00分更新

日々の生活を充実させるモダンPCとは?

 モダンPCとは、マイクロソフトが提唱する、スタイリッシュさと使い勝手のよさを両立したモバイルノートパソコンで以下のような特徴がある。

・SSD/eMMC搭載で処理が高速なのに加え、指紋認証やWindows Helloでの顔認証で簡単・安心ログインが可能。起動を高速化する「高速スタートアップ」も搭載
・薄くて軽いボディーで、外出先にも気軽に持っていける
・タッチ操作対応の2 in 1タイプで、ノートパソコンだけでなくタブレットとしても使用できる
・Microsoft Office搭載で日々の仕事を快適にこなせる

 Windows 7のサポート終了が迫る中、日々の生活をモダンPCでより充実・快適にしてみてはいかがだろうか。

「LG 13Z990-GA56J」

 LGエレクトロニクス・ジャパンが販売するLG Gramシリーズの「LG 13Z990-GA56J」は、約965gと1kgを切る軽量ボディーながら、72Whのバッテリーを採用し最大約28時間駆動(JEITAバッテリ測定法Ver2.0)と超長時間駆動を実現した13.3型モバイルノートパソコンだ。毎日使うモバイルマシンで、1日運ぶ際にACアダプター持ち運ぶのがうっとおしいという人にとっては、かなりオススメできる1台となっている。今回は、13Z990-GA56Jの外観や使い勝手について紹介する。

どんなシーンでも使えるシンプルでスタイリッシュなデザイン

カバンにもするっと入る薄い筐体

 LG 13Z990-GA56Jのサイズは、およそ幅305.9×奥行211.8×高さ15.5mm。片手でひょいと持てる軽さで、カバンにもするっと入る薄さだ。加えて、筐体の素材にはマグネシウム合金を採用し、米国国防総省「MIL-STD-810G」準拠のテストをクリア。モバイルマシンに必要な薄型、軽量、堅牢すべての要素がそろっている。

 カラーはダークシルバーを採用。同社のノートパソコンは真っ白なデザインが素敵という印象だったが、ダークシルバーも悪くない。むしろ個人的にはビジネスで使うマシンであればダークシルバーのほうが好印象だと感じる。また、ファンクションなど一部のキーにオレンジを採用しており、いい具合にアクセントになっている。スタイリッシュな筐体とシンプルなデザインが合わさり、自宅やオフィス、カフェなど、どこでも違和感なく使えるモバイルノートだといえる。

ダークシルバー1色のボディー。天板もgramのロゴがあるのみでとてもシンプル

sRGB色域96%カバーで写真編集にも
高視野角のIPSパネルを採用

写真や映像も存分に楽しめるディスプレー。さすがはLGといえる高精細さ

 LG 13Z990-GA56Jのディスプレーの解像度は1920×1080ドット。IPSパネルを採用し、複数人で違った角度からでも、自然な色彩で画面を観ることができる。また、sRGBの色域を96%カバーしているので、写真の印刷やDTPといったカラーマネージメントにも利用できる。仕事で正確な色彩で写真や画像を表示する必要がある人にもオススメできる。

両サイドと上部の3辺は狭額ベゼル

 実際にNetflixで動画コンテンツを視聴してみたが、自宅にあるテレビと同じような豊かな色彩で映像を楽しめた。ただ、光沢パネルなので暗転などの際に自分の顔が映ることがあったが、それもテレビとあまり変わらないのでそこまで気にならなかった。また、ウェブブラウジングや文章作成時などは基本背景が白なので、気になるほど自分の顔などが映り込むことはなかった。

 加えて、DTS Headphone:Xを搭載。ヘッドフォン使用時は、ステレオ効果はオリジナルのステレオレコーディングの臨場感を高める「ワイド」、頭の前に2つのスピーカーがあるように、音源を前面に感じられる「前面」、通常のヘッドフォンと同じように、音源を自分の頭に近づける「通常」が選択できるほか、コンテンツモードも「エンターテイメント」「ゲーム」「スポーツ」にカスタマイズ可能。そのほか、使用しているヘッドフォン/イヤフォン/スピーカーもいくつか選択肢が用意してある。もちろん、本体内蔵のスピーカーを利用するときのカスタマイズも可能だ。

DTS Headphone:Xを搭載

ヘッドフォン使用時はステレオ効果などがカスタマイズ可能

内蔵スピーカー利用時のカスタマイズも可能

 Netflixで映画を観たときは、個人的にはステレオ効果をワイドにしてコンテンツモードをエンターテイメントにしたときが一番臨場感があって好みだった。ここは使っているヘッドフォンや視聴コンテンツに合わせて、自分のベストなカスタマイズにするといいだろう。

 キーボードは、テンキーレスのアイソレーションタイプ。ストロークは体感では深めで、しっかりと押下感がある。タイピングしていてもカタカタ音はならずタイプ音は静かなので、外出先の静かな場所でも作業しやすい。また、個人的に重視しているエンターキーの大きさもしっかりと確保されているので、キーボードにかんしてはおおむね好印象だ。

エンターキーはしっかりとサイズを確保していて好印象。少し小さいと感じるキーはあるものの、使用頻度は少なめなキーなので文章作成時もあまり気にならなかった

 さらに、電源ボタンは指紋認証センサーを採用している。登録しておけば、パスワードを入力することなく安全にログインが可能だ。そのほか、明るさを2段階に変更できるバックライトも搭載しているので、暗い場所での作業も視認性よくこなせるのはうれしい。

 インターフェースは、モバイルノートパソコンとしては充実している印象。本体左側にUSB 3.0端子、HDMI端子、USB 3.1 Gen2(Type-C)端子を、右側にMicroSDカードスロット、ヘッドフォン出力、USB 3.0端子を配置している。SDカードスロットはフルサイズがよかったと思ったが、最近だとカードスロットがないモバイルノートが多いので、配置されていること自体はありがたい。また、USB Type-C端子だけでなく両サイドにしっかりUSB Type-A端子があるのはうれしいポイントだ。

左側にUSB 3.0端子、HDMI端子、USB 3.1 Gen2(Type-C)端子を配置

右側にMicroSDカードスロット、ヘッドフォン出力、USB 3.0端子を備える

USB Type-C接続のRJ45変換コネクタが付属している

仕事もエンタメも楽しむためのモバイルノートパソコン
外出先でもアダプターなしで長時間使いたい人に

 LG 13Z990-GA56Jは、グレアパネルでsRGB色域を96%カバーするなど、仕事はもちろん高精細な画像や映像を表示させたい人にもオススメできるマシンだ。ヘッドフォンを使用した音響にも力が入っており、出張先のホテルや家族が寝静まった深夜などに臨場感のある音で映画を楽しみたいという場合にもピッタリな1台だと感じる。

 加えて、やはり一番のオススメポイントは駆動時間。モバイルノートパソコンの駆動時間は昨今どんどん長くなってきているが、それでも最大28時間はかなり長いほうだ。ACアダプターなしで1日中仕事やエンタメに使えるモバイルマシンを探している人は、LG 13Z990-GA56Jを検討してみてはいかがだろうか。

試用機の主なスペック
機種名 13Z990-GA56J
CPU Core i5-8265U(1.6GHz)
グラフィックス インテル UHD グラフィックス 620
メモリー 8GB
ストレージ 256GB SSD
ディスプレー 13.3型(1920×1080ドット)
内蔵ドライブ
通信規格 有線LAN(100BASE-TX、RJ45変換コネクタが必要)、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)
インターフェース USB 3.0端子×2、USB 3.1 Gen2(Type-C)端子、HDMI出力端子、ヘッドフォン出力、MicroSDカードスロット
駆動時間 最大28時間(JEITAバッテリ測定法Ver2.0)
充電時間 約3時間
サイズ/重量 およそ幅305.9×奥行211.8×高さ15.5/約965g
OS Windows 10 Home(64bit)
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