Office 365の障害情報はここでチェックしよう
Office 365に障害発生!最新状況はどこを確認する?
本連載は、マイクロソフトのSaaS型デスクトップ&Webアプリケーション「Office 365」について、仕事の生産性を高める便利機能や新機能、チームコラボレーションを促進する使い方などのTipsを紹介する。
Office 365を使いこなして仕事を早く終わらせたい皆様にお届けする本連載。今回はOffice 365における障害情報の収集について説明する。
Office 365の障害状況をいち早く知るには?
2019年11月19日昼頃からOffice 365に障害が発生した。筆者は幸いにもメールの送受信を試しておらず、特に支障はなかったものの、翌日20日の障害発生はものの見事にぶつかった。ちょうど某発表会に出席中でOneDrive for Businessの同期が進まず、事前に作成したテキストファイルを開くことができなかった。当然ながらSharePoint Onlineにも接続できず、筆者は未確認だが知人はMicrosoft Teamsにアクセスできない現象に見舞われたという。
本件について筆者はマイクロソフトを非難するつもりはない。SaaSにトラブルが付きものだからである。可用性の担保はビジネスにおいては必須ながらも、目の前にあるコンピューターをつねに安定動作させることはWindowsでもmacOSでも難しく、iOS/Androidも同様。ましてはクラウドを構成するサーバー群やSaaSアプリケーションはさらに複雑だ。それでも「いつ復旧する」と不安を払拭できる情報があれば対処を講じることもできるはず。そこでOffice 365に障害が発生した際にチェックすべき情報を紹介したい。
[Downdetector]」はネット上の各種サービスの中断や接続障害を視覚的に確認できるサイトだ。[Office365]のページを開くと、過去24時間の障害発生件数をグラフ化し、上図で示したような障害発生マップを確認できる。
だが、Downdetectorはあくまでも2次情報であり、前述のように障害報告件数をデータ基盤としている。やはり1次情報に当たるべきだという方は、Twitterの[Microsoft 365 Status(@MSFT365Status)]をフォローするとよい。こちらであれば即時的に障害情報や障害収束情報を取得できる。
SNSが不得手な方はWebサイト[Microsoft 365 Service health status]」にアクセスしてみてはいかがだろうか。こちらもMicrosoftが提供する情報だが、Twitterに若干遅れる形ながらも明確な障害情報が確認できる。
最後はMicrosoft 365管理センター内の[サービス正常性]だが、正直に述べると今回もっとも役に立たなかった。筆者は障害発生時に最初にアクセスしたが、初回はアクセスエラー、次はサービスリストが現れず、そして3回目で障害情報が現れた次第である。
マイクロソフトは20日の障害発生について、日本時間14時4分にサービス復元を[報告]し、Microsoft 365管理センターから「MO196220」を確認すると、2019年11月20日9時37分に発生した障害は同日12時40分に収束を迎えたことが分かる。トラブルに備えてブックマークやフォローすることをお薦めしたい。
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