11月3日にツインリンクもてぎで開催された「2019 AUTOBACS SUPER GT Round8 MOTEGI GT 250km RACE」の決勝レースで、ついに今シーズンのチャンピオンが決定しました。
チャンピオンの権利が残っているのはランキングトップの55号車(ARTA NSX GT3)、2位の96号車(K-tunes RC F GT3)、3位の4号車(グッドスマイル 初音ミク AMG)、4位の56号車(リアライズ 日産自動車大学校 GT-R)の4台。このうち、4号車と56号車は予選でポールポジションが取れなければ、その時点で権利を失うという厳しい条件。残念ながら、この2台はポール獲得ならず、決勝を走る前にチャンピオン争いから脱落してしまいました。
250kmの決勝レースでは数々の名バトルが生まれた
そして3日の14時30分、栃木県警の白バイやパトロールカーの先導で交通安全啓発のためのパレードランが行なわれ、そこから1周のフォーメーションラップを経て決勝レースがスタート。ポールポジションの720号車(McLaren 720S)が好スタートを決めると56号車、65号車(LEON PYRAMID AMG)と上位陣は予選順位通りにマシンが続きます。
その3台の直後では11号車(GAINER TANAX GT-R)と、ランキングトップでチャンピオンに王手が懸かる55号車、4号車の3台が上位陣に追いつくために激しいせめぎあいを繰り広げます。
この争いから抜け出したのは11号車で一気に3番手に浮上。また、序盤にリードを築こうとしたトップの720号車に徐々56号車が徐々に近づきます。7周目の90度コーナーで56号車がインから抜きにかかると、すかさず11号車も720号車を抜きに出ます。ここで勢いをなくしてしまった720号車は55号車と65号車にも抜かれてしまい、トップから大きく陥落。
またランキング2位でタイトルを狙いながらも予選は17位と出遅れた96号車は、スタートを担当した新田守男選手が混乱必至のGT300の中盤勢を破竹の勢いで抜き8番手までポジションを上げました。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります