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LDACならではの解像感の高さを実感!「WI-1000XM2」実機レビュー

2019年11月25日 10時00分更新

 多種多様で魅力的なガジェットをリリースするソニー。そんなソニー製品をXperiaを中心に、ITライターのジャイアン鈴木氏がレビューします。

ノイズキャンセリング機能付きイヤフォン
「WI-1000XM2」は使い勝手もいいし音質も良好

 騒がしい電車車内はどうしてもイライラしがち。でも私自身も「ウェ~イ」とはしゃぐことがないとは断言できないので、とても人様を責める気にはなりません。そんな私にとって「ノイズキャンセリング機能付きイヤフォン」は必需品。

 今回はソニーの最新ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット「WI-1000XM2」の実機レビューをお届けします。

ソニー「WI-1000XM2」直販価格3万5000円(税別)

 ソニーのワイヤレスノイズキャンセリングイヤフォンと言えば、最近ヒットした完全ワイヤレス型の「WF-1000XM3」。それに対してWI-1000XM2はネックバンド型ということでややかさばりますが、ハイレゾ音質に対応したコーデック「LDAC」をサポートし、ノイズキャンセリング機能オンで最大10時間という長時間バッテリー駆動を実現しています。

 上の写真の左がWI-1000XM2、右がWF-1000XM3。WF-1000XM3は本体のみで6時間、付属ケースで3回充電して合計24時間のバッテリー駆動が可能です。つまり、ぶっ続けで長時間使いたいならWI-1000XM2、継ぎ足し充電しながら長く利用したいならWF-1000XM3を選んだほうがよいわけです。

 WI-1000XM2の付属品は、キャリングケース、イヤーピース、接続ケーブル、USBケーブル、航空機用プラグアダプター、取り扱い説明書、保証書などなど。イヤーピースが、ハイブリットイヤピース×3(L、S、SS)、トリプルコンフォートイヤピース×3(L、M、S)と充実しています。なお、標準で取り付けられているイヤーピースはハイブリットイヤピース(M)です。

 さて、実際にWI-1000XM2を使って音楽を聴いてみた感想ですが、LDACならではの解像感の高さを実感できますね。ネックバンド型なので、左右のイヤフォンで音がずれるようなことは起こりません。LDAC非対応のWF-1000XM3も音はよいですが、音質を最重要視するならWI-1000XM2に軍配が上がりますね。

Xperia 1などのAndroidスマホとは、WI-1000XM2はLDAC、WF-1000XM3はAACコーデックで接続されます

 一方、ノイズキャンセリング機能については、どちらも効果は高く、大きな差は感じられませんでした。ただし気圧の変化に応じてノイズキャンセリング機能を最適化する機能はWF-1000XM3に搭載されていません。飛行機の中で頻繁に使うのであればWI-1000XM2のほうがよいでしょう。

設定の「Headphones Connect」で「周囲の気圧状態に最適化」を実行すると、気圧状態を測定し、ノイズキャンセリング機能を最適化してくれます

 完全ワイヤレスの開放感を取るか、LDAC対応による高音質を選ぶかは悩ましいところですが、個人的には音質は交互に聴き比べなければ気にならないレベルでした。ただし、前述の通り完全ワイヤレスのWF-1000XM3は混雑した街中で左右の遅延が起きることがあります。それが許せないならWI-1000XM2を強くオススメします。

WI-1000XM2を装着してもなぜかケーブルが首に触れることはありません。またネックバンドに新たに採用された柔らかなシリコン素材の装着感もよいですよ

 

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