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YouTuber目指してXperia 1で使用する電動ジンバル「VLOG pocket」を購入

2019年11月12日 10時00分更新

ジンバルで動画撮影を快適にする!

 以前、「Xperia 1」にスマートフォン用電動ジンバル「OSMO Mobile 3」を組み合わせて使うレポートをしましたが、今回はFeiyu Techの「VLOG pocket」でテストです。筆者は最近YouTubeへの動画投稿に本腰を入れ始めたので、自腹購入したものです。価格は1万2650円。あえて「OSMO Mobile 3」ではなく、「VLOG pocket」をチョイスしたのは、同業ライター氏の評価が高かったため。特にコンパクトさではOSMO Mobile 3よりもVLOG pocketのほうが上です。

折りたたむと手のひらサイズになる「VLOG pocket」

 というわけで、早速Xperia 1に装着。重量やサイズ的には問題なく利用できます。ちゃんとジンバルとしての効果もあるようです。ただXperia 1は、21:9というアスペクト比でかなり縦長なデザインなので、起動時や縦方向と横方向を切り替えるときに、ハンドルにぶつかってしまうことも。

Xperia 1をVLOG pocketに装着した様子

縦位置でセットした状態

三脚スタンドもVLOG pocketに同梱されているので、自立させられる

 これは使用時にちょっと手首を動かして、ハンドルの位置を調整すれば大丈夫なので問題なし。それとOSMO Mobile 3で超広角カメラを選ぶと、ジンバルのアームが映り込んでしまう問題ですが、これはVLOG pocketも同じ。バッチリ映り込んでしまいます。

超広角で撮影した動画のスクリーンショット。右側にアームが映り込んでいる

 実はVLOG pocketを購入する前に、超広角でもアームが映り込まないジンバルがないか、家電量販店で各メーカーのデモ機に装着していろいろ試したのですが、映り込まない電動ジンバルはありませんでした。多分構造的に、たとえばレンズの配置を変えないとダメだと思うので、次のモデルに期待したいポイントです。

 では実際にVLOG pocketを装着して撮影した動画と、手持ちで撮影した動画の比較です。走行時と左回りにパン、そして走行時の3パターンでテストしてます。

VLOG pocketに装着して撮影

手持ちでも同じように撮影して比較

 手持ちでの撮影時もかなり気をつけて撮影したのですが、歩く動きに合わせて上下に動いてしまっています。一方、VLOG pocketを装着して撮影したら、まったく動きがないわけではありませんが、かなり上下のブレなどが抑えられています。意外だったのは走行時の撮影。手持ち撮影でも歩行時と比べるとあまり手ぶれはしていません。

 さらに「Cinema Pro」でも撮影してみました。Cinema Proも手ぶれ補正機能があるので、オンにしてあります。

 手持ちで手ぶれ補正オンでもある程度のブレは抑えられていますが、やはり歩く振動で手が動いているのがわかってしまいます。VLOG pocketを装着したほうも、上下の動きは残っていますが、それでもブレは少なくヌルヌルとした動きの動画になっています。これだけ効果があるなら、VLOG pocketを使って動画を撮影しようかなという気になりますね。

 ちなみにVLOG pocketだけでなくOSMO Mobile 3などもそうですが、Xperia 1をジンバルのホルダーに装着すると、指紋認証センサーが隠れて使えなくなります。そうなると装着時にロックを解除するのにPINコードやパターン入力をする必要があるのでかなり不便です。

 この場合、電動ジンバルにBluetooth連動機能があれば「Smart Lock」の「信頼できるデバイス」を使うのがオススメです。たとえば、ここにVLOG pocketを登録しておくと、Bluetooth接続している間はロック解除が不要になるので、わざわざPINコードやパターンを入力する手間が省けます。

設定の「ロック画面とセキュリティ」から「Smart Lock」にアクセス

「信頼できるデバイス」をタップ

VLOG pocketを追加しておく

 あと、Xperia 1をVLOG pocketで使う場合、電源ボタンもホルダーに隠れてしまうため、スリープに入ったときに困りましたが、これはシャッターボタンを押せばOKでした。これでじゃんじゃん動画を撮影して、YouTuberを目指します!

※Xperia 1(SO-03L)/Android 9で検証しました。

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筆者紹介:中山 智

 海外取材の合間に世界を旅しながら記事執筆を続けるノマド系テクニカルライター。雑誌・週刊アスキーの編集記者を経て独立。IT、特に通信業界やスマートフォンなどのモバイル系のテクノロジーを中心に取材・執筆活動を続けている。


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