週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

Surface Duoの前から2画面端末にこだわっていたマイクロソフト、モバイルの戦略の変遷を振り返る

2019年11月02日 12時00分更新

マイクロソフトは戦略を変化させている

 Surface DuoのAndroid採用は、市場の変化とマイクロソフトの変化の両方を感じるものでもある。iOS向けのOfficeの提供など、OSと生産性ソフトウェア、あるいはブラウザのセットにこだわらなくなった。Linuxとの歩みよりなど、就任時に「モバイルファースト、クラウドファースト」を打ち出したナデラCEOの方針だろう。

 Androidでは、Windows 10搭載PCとAndroidデバイスの連携アプリ「Your Phone Companion」がある。Androidスマホにくるメッセージや通知をWindows PCでも受け取ったり管理できるというもので、Surface Duoでも役に立つことになるかもしれない。

 Surface事業は10億ドルビジネスに成長している。ブランドは確立している。実際に製品が登場まで待たなければならないが、Surface Duoが成功するのか、さまざまな点で気になるところだ。


筆者紹介──末岡洋子


フリーランスライター。アットマーク・アイティの記者を経てフリーに。欧州のICT事情に明るく、モバイルのほかオープンソースやデジタル規制動向などもウォッチしている

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事