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Amazon「Fire TV Cube」が日本上陸 使ってみたらEcho Dotが不要に

2019年11月07日 12時00分更新

3.テレビとAlexaのコンビネーションの良さ

 3つ目は、テレビとAlexaのコンビネーションの良さ。この製品はテレビをつけたまま「Alexa」と話しかけると、音声はもちろん、スマートディスプレーのように映像でも応答してくれます。

 たとえば、「Alexa、今日の天気は?」と聞くと、時間ごとの天気や気温、体感温度などを表示してくれます。

 もちろん、テレビを起動していない状態でも、Alexaの音声操作は可能。「Alexa、今日の天気は?」や「Alexa、ニュースを教えて」と言うと、Fire TV Cube本体だけでも応答してくれます。ただし、本体の音量ボタンを最小(ミュート)に設定していると、音が聞こえません。この点はきちんと設定しておくことをオススメします。

 ちなみに、テレビを起動せずに「Apple Musicをかけて」と言うと、Fire TV Cube本体が「Apple Musicはこちらです」と応答し、テレビが起動。テレビに再生中の音楽情報が表示され、テレビのスピーカーで音楽を楽しめます。

本体の後ろには、電源アダプター、HDMI、有線LAN接続用のイーサネットアダプター、赤外線延長ケーブルの差し込み口を搭載。テレビにはHDMIケーブルで接続できます。

4.Alexaスキル操作の簡単さ

 4つ目は、従来製品を使うユーザーならではのAlexaスキル操作の簡単さ。この製品のAlexaスキルは、従来のAlexa対応端末と同じように、専用のスマホアプリで追加したり、アップデートしたりできます。

 すでにAlexa対応端末を使っている人はこれまでどおり、アプリを起動するだけ。現在地情報やスマートスピーカー対応家電の情報はそのまま引き継がれるので、設定を一からやり直さなくても大丈夫です。

 ちなみに、EchoやEcho Dotには対応しているものの、この製品には対応していないAlexaスキルもあります。私は普段から天気とアップルミュージック、家電操作ぐらいしか使っていないので、とくに困りませんでしたが、少しマイナーなAlexaスキルも使うユーザーは「あのAlexaスキル使えないのか……」とがっかりする場面もあるかもしれません。

一気に乗り換えて正解でした

Fire TV Cubeはサイズが86.1×86.1×76.9mm、重量は465g。CPUはヘキサコア(6コア)。ストレージは16GB。メモリーは2GB。

 結論を言うと、以前からFire TV Stickが気になっており、Echo Dotを持っていたユーザーとしては、一気に乗り換えて正解でした。3日ほど使用していても、Fire TV Stickという既製品に、Alexaの音声操作を付け加えた製品だけあって、「ここにがっかりした!」という目立った欠点は思い当たりません。

 「テレビを持っているものの、地上波やBSテレビはほとんど観ない」という方は、従来のFire TV StickとFire TV Stick 4Kだけではなく、+αで音声操作もできるFire TV Cubeも視野に入れてみてはいかがでしょうか。

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