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キン肉マン 友情の40周年展

ゆでたまご・嶋田先生と声優の上坂すみれがトークプロレス!

2019年10月30日 16時00分更新

キン肉マン40周年記念イベント
原作者にロシア好き声優が挑む!

 人気声優の上坂すみれさんと「キン肉マン」の原作者の一人、ゆでたまごの嶋田隆司さんによるトークバトルが池袋の特設リングで行なわれた。上坂すみれさんの「ウォーズマン愛」「キン肉マン愛」口撃に終始防戦するものの、嶋田先生はところどころ驚きの裏話カウンターで応戦。集まったファンも大満足のイベントとなった。

 このトークバトルは、東武百貨店 池袋店にて10月29日(火)まで開催されていた「キン肉マン 友情の40周年展」のスペシャルイベントのひとつとして実施されたもの。キン肉マン誕生40周年にして初となる大規模原画展には、貴重な原画で闘いと友情パワーの歴史を振り返るほか、会場限定の記念グッズを販売されるとあって、80年代にリアルタイムで作品に触れていた団塊ジュニア世代はもちろんのこと、若い世代、さらにパパに連れられてきた子供で大盛況!

 会場に設置された特設リングに上がった嶋田先生は「40年を迎えたキン肉マンが、今でも人気があることを肌で感じて実感しました」と挨拶すると、「今の漫画家はデータで作っていますから原画展というのはできないと思います。キン肉マンは今も昔も、紙とインクで描いて、ホワイトで修正して、鉛筆の跡が残って、写植を貼っています。それゆえ、原稿から漫画家の息吹というか、苦労が滲み出ていると思います」と言ったあと「これが昭和だぞ、なめんなよと言いたいですね」と見どころと笑いを誘った。

 その挨拶の後、ソビエト連邦が好きでキン肉マンも好き、そしてウォーズマン・ラブだという上坂すみれさんが、ファンからの「上坂! 上坂!」のコールに導かれて登場。眼帯姿の上坂さんは「素晴らしい原画展にお邪魔しております。さきほど会場を回らせていただいたのですが、私よりも好きなガチ勢の方が沢山いらして。大好きだと言っていいのかはばかれます」と照れ笑い。話は上坂さんとキン肉マンとの出会いからトークはスタートした。

 「もともと昭和のプロレスが好きでして。あわせて自分が生まれる前の漫画を集めていた時、中野ブロードウェイの「まんだらけ」でプロレス漫画ってあるのかな、というところから、プロレススーパースター列伝とかキン肉マンを読んだのがきっかけです。キン肉マンは、プロレス漫画の中でもキャラクターがカッコイイなということで読み進めたんです。キン肉マンはキャラクターの性格とかがどんどん変わっていくのが面白くて」とハマった理由を自己分析すると、「私がキャラクターを考える時って、このキャラはこういうことを言わないだろうな、とか考えるんですけれど、キン肉マンにはそういうところがまったくなくて(笑)、常にイデオロギーが変わるのは凄いなと思います」と言って会場を笑いの渦に。これに嶋田先生も苦笑い。

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