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ドローンの複数制御や航空管制ができるプラットフォームが開発

2019年10月28日 19時10分更新

 A.L.I. Technologiesは10月23日、UAV無人航空機(ドローン)の群制御と航空管制ができる、トラフィック管理プラットフォーム「C.O.S.M.O.S(コスモス)」の開発および、実証試験を完了したと発表。

 A.L.I. Technologiesによると、今後のUAV技術の発展にあたっては、空域の再設計はもちろん、それを実現する群制御・航空管制プラットフォームが柔軟なことや、局所と全体性の双方を兼ね備えることも求められるという。情報が途中で改ざんされないことも不可欠としている。

 同プラットフォームは、A.L.I. TechnologiesのUAV制御技術や位置測位技術、ブロックチェーン技術を活用することで、数万のドローンを、同時に改ざん不能な形で安全に管理するとうたうシステム。機体の健全性、運用の確実性、周辺と運用者の安全性を、より確実に計画・監視・管理できるという。

 同プラットフォームは「第46回東京モーターショー2019」のドローンレースに採用され、国際特許を取得した。FAI国際航空連盟Drone Racing総責任者で、フランスオリンピック委員会事務局次長を務めるブルーノ・ドロール氏は、C.O.S.M.O.Sについて「クルマの国際規格がレースを通じて発展したように、ドローンだけではなく、エアモビリティーなど空のインフラ形成と社会実装に必要なシステムはいつの時代もレースを通じて培われ、そしてグローバルスタンダードへと進化していくことに賛成している」と述べた。

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