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締切ギリギリのゲームデザイナーがモダンPCに助けられた話

カフェや崎陽軒のシウマイ弁当とZenBook 14は共存できるのか

2019年10月23日 11時00分更新

ZenBook 14のバッテリー駆動時間は実測で12時間超

 外に持ち出して使うなら、まずはスタミナを調べておかないとならない。というわけで、バッテリー時間計測ソフト「BBench 1.0.1」を用いて測定することにした。条件は電源プランをパフォーマンス寄りの「バランス」とし、ディスプレー輝度は10段階の下から6レベル目に設定。

 結果はバッテリー残量2%までで12時間7分16秒。1日中外で使うには十分なスタミナだ。宿泊を伴う外出の場合でも、ZenBook 14のACアダプターはACコンセント一体タイプなので、ACコードを持ち歩く必要がない。アダプター部のサイズは60×60×27.5mmの重さ200gとコンパクトなので案外便利だ。とはいえ、プラグ部分がACアダプター内部に収納できないため、意外とカバンの中で邪魔になるのが玉に瑕。

ACアダプターはコード一体型なので失くす心配なし。プラグ部分がくるんと閉じられるとなお良かった

 なお、クーラーファンの発する音の大きさは、環境基準的に「美術館の中」と同等の静かさだ。しかし、ノートPCを使っている時は、キーをタイプする音もうるさく感じる場合が多い。そこで、レビュー2回目のクーラーファンの音量を測定したときと同じ方法で「Space」、「Enter」、「F」のそれぞれのキーをタイプした時に発する音の大きさも測定した。

ZenBook 14のキーボード。ちなみに、ストロークは公称値約1.4mmでタイプの感触はやや軽め

 その結果、最も音が大きかったのは「Enter」キーで71.8dBAだった。これは、地下鉄の車内、昼間の主要幹線道路周辺に相当する。「Enter」キーはタイプする機会も多いので、「静かなところでは隣に座っている人が気になる」レベルと言える。ただ単に私の「ターンッ!」が人よりも大きめという懸念もあるが、そもそも横に人がいる時は気を遣ったほうが無難だろう。

 さて、バッテリー駆動時間が十分だとわかったところで、外に持ち出す準備だ。ZenBook 14にデザイン作業用メインマシンに保存しているアナログゲームの製作途中デザインデータをGoogle Drive経由で共有し、Adobe Illustrator 2019をAdobe Cloud経由でインストールしてゲームデザイン環境はあっという間に構築できた。この状態で取材で外出する日もZenBook 14を持ち歩いて、「隙あらばアナログゲームの入稿データ作成作業」に勤しもうというわけだ。

 また、こうした街歩き中の隙間時間に行なう作業で意外と重要なのが、立ち寄るカフェにあるテーブルだ。ノートPCとコーヒーカップが干渉することなく平和的に共存できるか否か、がすべてであると言っても過言ではない。今回は私がよく利用するシーンを中心に、そこで最もコンパクトなテーブル用いて検証してみた。

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