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Xperia 1とiPhoneの2台持ちにPowerbeats Proは最適!

2019年10月18日 12時00分更新

 多種多様で魅力的なガジェットをリリースするソニー。そんなソニー製品をXperiaを中心に、ITライターのジャイアン鈴木氏がレビューします。今回は「Xperia 1」でBeats「Powerbeats Pro」を使ったお話です。

ワイヤレスイヤホンBeats「Powerbeats Pro」を
Xperia 1で使う方法

 筆者はいま「Xperia 1」と「iPhone 11 Pro Max」を2台持ちしています。そこで両方で使える完全ワイヤレスイヤフォンを複数試していたのですが、Beatsの「Powerbeats Pro」(実売価格2万7000円前後)がなかなか使い勝手がよかったので、Xperia 1ユーザー目線からのレビューをお届けいたします。

 誤解している方もいるかもしれませんが、Beatsはアップルに買収されましたが、Powerbeats ProはiOS端末、Mac専用の製品というわけではありません。AndroidスマートフォンやWindows搭載PCでも利用可能です。

Powerbeats Proイヤーパッドをケースに入れたままで、システムボタンをLEDが点滅するまで押し続けると、ペアリングモードに入ります

あとは「●●●●とペア設定しますか?」というメッセージで「ペア設定する」を選択すれば、利用可能なメディアデバイスとしてPowerbeats Proが登録されます

 イヤフォンとしてのPowerbeats Proの基本的な使い勝手は、Xperia 1でもiPhoneでも変わりません。Beatsロゴのボタンと音量調節ボタンで、音楽プレイヤー、電話の各種操作が可能です。

音量調節ボタンが本体に備わっているのはPowerbeats Proの美点です

 Xperia 1とiPhoneで決定的に異なるのは音声アシスタントの呼び出し方。「Apple H1チップ」を搭載したPowerbeats Proは、「Hey Siri」と発声するだけで「Siri」を呼び出せます。一方、Xperia 1(と言うかAndroidスマホ)では、Beatsロゴのボタンを長押しする必要があります。ここはちょっとメンドくさいですね。

 もうひとつXperia 1では、Powerbeats Proのバッテリー残量を表示できないという弱点がありますが、これは「AirBattery」というユーティリティーをインストールすることで解決できます。

iPhoneにはPowerbeats Proのバッテリー残量を表示する機能がOSに標準搭載されています

Xperia 1では「AirBattery」というユーティリティーをインストールすれば、Powerbeats Proのバッテリー残量を表示可能です。Pro版(130円)を購入すれば、広告を消せます。ただし、接続されているイヤフォンを時々誤認識することがあったので、Pro版購入はしばらく待つことをオススメします

 Powerbeats Proイヤーパッドをケースから取り出すと、最後に使っていた端末に自動的に接続しますが、ペアリング済みのほかの端末から「接続」を選べば接続先が切り替わります。と言うわけで、複数の端末での共有が快適です。

 強力なノイズキャンセリング機能が必要であればソニーの「WF-1000XM3」(実売価格2万9000円前後)が有力候補ですが、スポーツしながら音楽やラジオを楽しみたいという方にはイヤーフックを備えたPowerbeats Proは魅力的な選択肢です。


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