横手市長の熱い挨拶とともに
レグ1がスタート！
そしていよいよレグ１がスタートです。印象的だったのが開会式での横手市長の言葉！ 市長さんはまさかの車好きで、アツすぎるお話を聞けてなんだか感動。秋田での全日本ラリーはとても久しぶりだったらしく、かなりの盛り上がりでした。
横手市長 髙橋 大氏と。43歳！ 若い！
そしていよいよSS1のスタート……、とここで重大な事件が起きます。インカムが聞こえない！ 昨日テストした時は使えてたのに……朝もちゃんと再チェックすればよかったと後悔しても仕方ないので、地声でいこうと切り替えてスタート。
「みぎ！ さん！」「はい！」「クレスト！」「もっとでかい声で！」 などとドタバタしながらでしたが、逆に大声出して緊張がほぐれたかも。 こういうトラブルもラリーの醍醐味だよね？
なんとか落ち着いて順調にSSをこなしていきますが、やっぱりまだ轍をきれいに乗ることができず試行錯誤。でも完走が最優先だから無理はしないぞと言い聞かせながら走ります。
ところがSS3で早くもマシントラブル発生。なんだかブレーキの効きが悪いな、路面のせいかな、と思っていたんですが。TCに着く頃にはほぼ止まらなくなていました。そして警告灯まで点灯。なんとかサイドブレーキを駆使してリエゾン区間を走りきり無事にサービスに到着。
「ブレーキ効かないよ（泣）」「まーたブレーキ壊したのかよ！」というやり取りのあと調べてもらうと、左フロントのキャリパーの配管トラブルでフルードが抜けきっていました。これもラリーの醍醐味？ サービスで純正キャリパーに交換して出発。焼けたローターやキャリパーをものともせずにサクサク交換してくれるメカニックの早水雄一郎さん、とても頼りになります。
午後は朝よりももう少し色々試してみようと思ったんですが、SS4が終わるとなんだかあま～い匂いが。データを見ると走行中に水温が125度まで上がっていて、若干冷却水が漏れてしまったみたい。しかも、SS6前のTCで空気圧をチェックしたら1.5kgf/cm²しかない！ 何回計っても1.5kgf/cm²。私の計り方がおかしいのかも、と新井選手に計り直してもらってもやっぱり1.5kgf/cm²。
パンクしてる！ これもラリーの醍醐味！（こればっか） と路肩に寄せて交換。時間の余裕がほぼなかったのでかなり焦りましたが、なんとかスタートには間に合いました。バタバタとなんとか1日を終え、パルクフェルメでたたずむヴィッツちゃんに「お疲れ様、明日もがんばろう」と声をかけてから帰りました。
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