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グレーディング作業を省いてさらにお買い得に!

4万5000円で手に入る「Let's note」Vランク品レビュー

2019年10月29日 11時00分更新

文● ASCII編集部
提供: 横河レンタ・リース

(1)製品名:Let's note CF-SZ5PDQ6S (Win7x64 10DG) (2)製品のグレード:【バリュー品】Sランク~Bランク相当のレンタルアップ品 (3)当該製品の予定売価:参考価格4万5100円(税抜4万590円)

 横河レンタ・リースが運営しているQualitは、PCやタブレットなどのレンタル返却品を「リファービッシュ」(清掃、外観チェック、動作・機能検査)して「リフレッシュPC」として販売している。本サービスについては「中古PC市場価格より2割も安くて高品質「Qualit」のリフレッシュPC」で詳しく紹介しているが、品質の高い製品を、中古市場価格の約1~2割安い価格で購入できるというコスパの高さから注目を集めている。

 Qualitでは製品の状態によって「超美品」、「美品」、「Bランク」、「Cランク」などとランクを分けているが、今回は「バリュー品」として販売されているVランクのパナソニックの12.1型ノートPC「Let's note CF-SZ5PDQ6S」を借用した。

 バリュー品とは外観ランクがS~Bランクの商品で、外観ランクを評価する作業コストを省くことでさらなる低価格を実現している。外観ランク評価作業は省かれているが、ほかのQualit商品と同様に6カ月保証付きなので安心して利用可能だ。

 製品公式サイトに「レッツノートが高額でも選ばれ続ける12の理由」というオーナーズレビューが掲載されているとおり、新品では強気な価格が設定されているLet's noteだが、バリュー品である本商品は税込み4万5100円というお手頃価格が設定されている。それではリフレッシュPCの外観、そして2016年に発売されたノートPCのパフォーマンスについてチェックしていこう!

12.1型Let's noteの2016年冬モデル

 今回横河レンタ・リースより借用した「Let's note CF-SZ5PDQ6S」は、2016年11月にパナソニックより発売された12.1型ノートPC。ストレージ(SSD)はフォーマットされて、初期OSの「Windows 7 Pro 64bit SP1」がリカバリーされている。Windows 7は2020年1月14日にサポート期間が終了するので、それ以降はWindows 8.1以上にアップグレードする必要がある。

 CPUは第6世代(Skylake)の「Core i5-6300U」(2コア4スレッド、2.40~3.00GHz)、メモリー(RAM)は8GB、ストレージは256GBのSSD(Serial ATA)を搭載している。2016年11月に発売された製品だが、ハードディスクではなくSSDが採用されている点は嬉しいところだ。

 ディスプレーは12.1インチWUXGA TFTカラー液晶(1920×1200ドット)。本体サイズは283.5×203.8×25.3mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約1.115kg。インターフェースは、USB 3.0×3、LANコネクター×1、HDMI×1、ミニD-sub15ピン×1、SDメモリーカードスロット×1、ヘッドセット端子×1を搭載している。また光学ドライブとして本体前面にスーパーマルチドライブを内蔵している点も本製品のアドバンテージだ。このほかの細かなスペックについては下記を参照してほしい。

主なスペック
製品名 Let's note CF-SZ5PDQ6S (Win7x64 10DG)
メーカー名 パナソニック
グレード Vランク
販売価格 4万5100円(税込)
OS Windows 7 Pro 64bit SP1
(Windows 8.1 Pro Update 64bit DG)
プロセッサー Core i5-6300U(2コア4スレッド、2.40~3.00GHz)
メモリー 8GB
ストレージ 256GB SSD(サムスン製「MZNTY256HDHP-00007」)
ネットワーク IEEE802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth4.2
ディスプレー 12.1インチWUXGA TFTカラー液晶(1920×1200ドット)
カメラ フロントカメラ(約207万画素)
インターフェース USB 3.0×3、LANコネクター×1、HDMI×1、ミニD-sub15ピン×1、SDメモリーカードスロット×1、ヘッドセット端子×1
バッテリー駆動時間 最大約17時間(JEITA 2.0)
サイズ/重量 283.5×203.8×25.3mm(幅×奥行き×高さ)/約1.115kg

 QualitのリフレッシュPCは横河レンタ・リース独自開発の梱包箱に収められている。「Let's note CF-SZ5PDQ6S」の箱はやや大きめだ。ノートPC本体はシリコンフィルムでしっかりと包まれて、箱内部で宙に浮いているような状態で固定されている。ACアダプターや電源ケーブルはノートPCと接触して傷などが付かないように別室に収められている。配送時に万が一の事故があった場合でも、中身にダメージが及ぶ可能性は低いだろう。

横河レンタ・リース独自開発の梱包箱は、製品本体をシリコンフィルムでしっかりと固定し、箱内部で宙に浮いたような状態で保持している。発泡スチロールなどは使われておらず、段ボール、エアーキャップ、シリコンフィルム、ビニール袋のみで構成されているので、廃棄するのも簡単だ

Vランク品だが目立った大きな傷はなく小傷のみ

 さて外装の状態だが、バリュー品ということでS~Bランクのいずれかということになる。今回細かくチェックしたところ、天面にわずかな傷、右側面のUSB端子にケーブル類の抜き差しに伴う傷、キートップにテカリなどが見受けられた。

 ただしどれも通常の使用に伴い付いた傷または経年変化であり、落下などで生じた大きな傷ではない。また、光が反射する一定の角度以外ではどれも目立たない。もちろん機能的にはまったく問題ない。よほど神経質でなければ気にならないレベルだ。

本体天面

本体底面

ディスプレー面をかなり細かくチェックしてみたが、消灯状態でも視認できる傷は見当たらなかった。右上にディスプレークローズ時にパームレスト部のシールが接触することで付いた痕を発見したが、レンズクリーニングティッシュで拭いたら綺麗に消えた

「Panasonic」のロゴの右側に3つほど細かな傷が入っているが、角度によって目立つ程度の浅い傷だ。気になるならステッカーなどで隠すといい

一番目立つのが右側面のUSB端子周辺の傷。ケーブルを抜き差しするときに接触して生じた傷と思われる

正面からは見えないが、角度を付けるとキートップにテカリがやや目立つ

本体右側面

本体左側面

本体前面

本体背面

前面にはスーパーマルチドライブを内蔵。チリや汚れは見当たらなかったので、ドライブ内部も綺麗にクリーニングされているようだ

付属のACアダプター

プリインストールされているOSは「Windows 7 Pro 64bit SP1」

ストレージの利用状況をチェックする「CrystalDiskInfo 8.2.4」でチェックしたところ、健康状態は「正常」、電源投入回数は「949回」、使用時間は「1463時間」と表示された。1回あたりの平均使用時間は約1.54時間なので、おそらく外出先で利用されていた端末だと思われる

ブラウジング、オフィスツール利用ならまだ数年は現役でいける1台

 最後にパフォーマンスをチェックしてみよう。CPU/グラフィックスベンチマーク「CINEBENCH R15.0」で計測してみたが、CPU性能を示す「CPU」スコアは291 cb、グラフィックス性能を示す「OpenGL」スコアは40.48 fpsという結果だった。一方ストレージ速度は、シーケンシャルリード(Q32T1)は555.8MB/s、シーケンシャルライト(Q32T1)は505.9MB/sを記録した。

 CPU性能は最新のモバイルノートPCの半分程度だが、ウェブブラウジングしたり、オフィスアプリケーションを利用するならまったく問題ないパフォーマンスを備えている。なによりメモリーを8GB実装し、ハードディスクではなくてSSDを搭載しているので、複数のアプリケーションを起動しても切り替えが機敏で、実際体感速度も十分速かった。「Let's note CF-SZ5PDQ6S」はメモリーを増設できないが、SSDは裏蓋をはずせば交換可能。当面は交換する必要はないが、ストレージ容量が手狭になったら換装してもよいだろう。

CPU/グラフィックスベンチマーク「CINEBENCH R15.0」のCPUスコアは291 cb、グラフィックス性能を示すOpenGLスコアは40.48 fps

ストレージベンチマーク「CrystalDiskMark 6.0.2」のシーケンシャルリード(Q32T1)は555.8MB/s、シーケンシャルライト(Q32T1)は505.9MB/s

 今回横河レンタ・リースより借用した「Let's note CF-SZ5PDQ6S」は2016年11月に発売された製品だが、一般的な用途には十分なパフォーマンスを備えているうえ、メモリーやストレージも現在の基準から照らし合わせみても十分な容量だ。OSをWindows 10にアップグレードさえすれば、まだまだ数年単位で現役のモバイルノートPCとして活躍してくれるマシンと言える。

(提供:横河レンタ・リース)

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