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軽量かつスリムボディで高いモビリティー

約20時間駆動で毎日持ち歩ける13.3型ノート「LAVIE Pro Mobile PM750」

2019年10月20日 11時00分更新

ベンチマークでスペックをチェック

 まずは、PCの総合力をチェックする「PCMark 10」を走らせる。総合スコアは4072とビジネス用途においては十分な数値を見せた。細かく項目を見ていくと、中でもソフトウェアの起動やブラウザーの描画速度を計測する「Essentials」では9179という高スコアを叩き出している。

 WordやExcelなどのビジネス系アプリケーションの動作速度を見る「Productivity」においても、6330とかなりのスコアである。画像や動画の編集能力を計測する「Digital Content Creation」では3155というスコアであったが、CPU内蔵グラフィックスを使用していることを考えれば問題ないと言える。ちょっとした画像編集であれば十分に対応できるだろう。

「PCMark 10」のスコア。総合スコアは4072とビジネス用途においては十分な数値

 CPUそのものとコア単体の性能を計測する「CINEBENCH R20」では、CPU総合で1170pts、コア単体でも412ptsというスコアになった。これは、コア単体での能力はデスクトップ用のアッパーミドルクラスのRyzen 7 2700Xや、Core i7-9700Kと近い数値である。

 さすがに、コアやスレッドの数の違いから、総合スコアでは同じくデスクトップ用ミドルクラスのCore i3-9100Fあたりと同じくらいになってしまうが、Officeアプリケーションを動かすといったさほどヘビーではない作業であれば問題ないと思われる。

「CINEBENCH R20」のスコア。ノートPCのCPUとしては申し分ない性能だ

 ストレージ速度を「CrystalDiskMark 6.0.2」で計測した結果は、以下の画像の通り。一般的なHDDであれば一番上のシーケンシャルアクセス(Seq Q32T1)のリード・ライトはともに200を切り、3番目の項目であるランダムアクセス(4KiB Q32T1)ではリード・ライトともに2以下といった数値が普通だ。

 SATA接続のSSDでは、一番上のシーケンシャルアクセスのリード・ライトともに500を少し超えたあたりが多い。3番目のランダムアクセスではリード・ライトともに350程度といったところだ。

 一方、このPCIe接続のSSDならば一番上のシーケンシャルリードではSATA接続SSDの10倍以上の速度が出ている。ライトでも3倍以上だ。3番目のランダムアクセスでも、リード・ライトともにワンランク上の速度を発揮している。

 シーケンシャル、ランダムなどの意味がわからずとも、HDDよりは超高速、SATA接続のSSDよりもかなり高速であると把握してもらえばいい。これなら、OSの起動から各種ファイル操作まで快適に作業できる。

「CrystalDiskMark 6.0.2」のスコア

 ビジネスノートであるが、3Dグラフィックス性能も見ていこう。まずは「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト」を走らせてみた。設定は、グラフィックスが「最高品質」、解像度が「1920×1080」、表示方法は「フルスクリーン」。この最高設定の状態でスコアは5283で評価は「快適」であった。

「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト」のスコア

 次は「ファイナルファンタジーXIV:漆黒のヴィランズ ベンチマーク」でチェック。設定は、グラフィックスが「標準品質(ノートPC)」で、解像度が「1920×1080」、表示方法は「フルスクリーン」と、最高の状態から少し設定を落している。これで、スコアが2525の評価が「やや快適」と出た。十分に遊べるが、気になる人は設定をいじればさらに快適になるはずだ。

「ファイナルファンタジーXIV:漆黒のヴィランズ ベンチマーク」のスコア

 最後に、「3DMark」の「Time Spy」で計測してみる。スコアは463とさすがに振るわないが、これはCPU内蔵グラフィックスを使用するビジネスモデルなので仕方のないところ。とはいえ、3種のベンチマークにより軽めの3Dゲームであれば十分に遊べるとわかった。

「3DMark」の「Time Spy」のスコア

 「LAVIE Pro Mobile PM750」は、軽量さとバッテリーライフの長さで高いモビリティを実現しているマシンであることがわかっていただけたと思う。また、スペックもビジネスシーンであれば不十分は感じないほどの高さを持っている。まさにビジネスマンにお勧めの一台だ。

 また、軽い3Dゲームであれば遊ぶこともできてしまうので、旅行に同行させれば仕事だけでなくホビー面でも活躍してくれることは間違いなしだ。

試用機の主なスペック
機種名 LAVIE Pro Mobile PM750
CPU Intel「Core i7-8565U」(1.80GHz)
グラフィックス Intel UHD Graphics 620(CPU内蔵)
メモリー 8GB
ストレージ 約512GB SSD(PCIe接続)
ディスプレー 13.3型(1920×1080ドット)、ノングレア
通信規格 無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth SMART READY(Ver.5)
インターフェース USB 3.1端子(Type-A)×1、USB 3.1端子(Type-C)×1、USB 3.0(Type-C、USB Power Delivery 3.0対応)、HDMI出力端子、マイク/ヘッドホン共用端子、microSDスロット(SDXC対応)
内蔵カメラ HD画質ウェブカメラ
サイズ/重量 約幅307.8×奥行215.7×高さ15.5mm/約837g
OS Windows 10 Home(64bit)
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