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小さな酒蔵でもオリジナル日本酒缶を製造できるサービス開始

2019年10月10日 19時10分更新

 東洋製罐グループホールディングスは10月10日から、イノベーションプロジェクト「OPEN UP! PROJECT」を開始した。

 本プロジェクトは、同社がこれまで培った容器の技術力やノウハウを活かし、ひとりひとりが抱える課題を解決することを目的にしたもの。

 第1弾として、小さな酒蔵でも最小ロット1000缶から、オリジナルの日本酒缶を製造できる祭り訪問型日本酒充填サービス「詰太朗」を10月10日から開始する。本サービスは「夏祭り」「雪まつり」「イルミネーション」「お花見」など、国内外のユーザーに日本酒をアピールできる祭りに焦点をあてた。

 1合サイズの日本酒用アルミ缶専用の移動式簡易充填機をレンタル。新たな設備投資をせず、小さな酒蔵でもユーザーが気軽に日本酒を楽める機会を提供できる。缶で生産することで、瓶よりも割れづらく、軽量かつ低価格で、品質を保ったまま展開できるという。

 現在、日本酒で一般的な瓶詰めは、高級感の演出や大容量の充填するには最適だが、重くなる。地方の小さな酒蔵は、祭りやイベントなど多くの人が集まる機会でも、ビールのように気軽に楽しんだり、土産として持ち帰ったりするには、ハードルが高いという課題があるとのこと。

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