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⾛⾏中の⾳声認識は?位置ズレは起こさない?到着時刻予測は正しい?

「LINEカーナビ」の気になるところを実車に乗ってチェック!

2019年10月16日 11時00分更新

ドライブの楽しみのひとつ、音楽鑑賞も便利! Clovaとのおしゃべりも楽しい!!

 もちろんClova機能は、ナビだけのものではない。「Perfumeの曲を聴かせて」と言えば、LINE MUSICからPerfumeの楽曲を延々と流してくれる。スマホでもクルマでも同じコンテンツの中から選べるので、ドライブのときには非常に頼もしい。知らない曲がかかっても、「これなんて曲?」と聞けば、Clovaがちゃんと歌手名と曲名を答えてくれる。

 また、ドライブ中、Clovaとおしゃべりして過ごすこともできるのだが、これが思いのほか楽しかった! 通り道にある史跡や建物、地名の由来を聞いて、新たな豆知識を得られたり、なぞなぞを出してもらって考えたりと、同乗したカメラマンと結構わいわい盛り上がった。また、「落語を聞かせて」(LINE MUSIC)なんてリクエストもできる。これなら、一人でのドライブでも、道中睡魔に襲われることも減るのではないだろうか。もちろん、ルートナビの音声がある場合には、これらのおしゃべりやかかっている曲に優先して、ナビの音声が再生されるので、道案内を聞き逃すことはない。

 ほかにも、LINEグループに届いたメッセージは「メッセージを読んで」と言うだけで、新着メッセージを話してくれる。結構、難しそうなメッセージも理解できるように読み上げてくれる。もし、新着メッセージがなければ、24時間以内に届いたメッセージすべて読み上げてくれるので、過去に送られてきたメッセージを振り返って再度聞くこともできる。

 こうして、あっという間に市ヶ谷に到着。やはり、予定時間どおりに到着したことに改めて感心。これだけオンタイムで行けると、スケジュールも立てやすいだろう。路上では編集部のムラリンが出迎えてくれた。到着時間をメッセージで送っていたので、外で待っていてくれたのだ。到着してからスマホで連絡、という手間が必要ないのがLINEカーナビのいちばん有用なポイントなのではないだろうか。

↑霞が関出口を出て、半蔵門近く(残り1.7km)に来ても、到着予定時間が16:05とぶれていない

 レンタカーを返却するために横浜みなとみらいまで走って行ったが、首都高湾岸線で大井から川崎に掛けての長いトンネル地帯も、自車位置を予測してしっかりマッピング。トンネルを抜けたときにGPSを受信すると多少補正はかかるものの、長いトンネルでも十分ナビが可能なことを確認した。これなら、アクアラインなどトンネル内で分岐があっても心配はいらないだろう。

↑首都高湾岸線の多摩川の河口下をくぐる長いトンネルでも、きちんと自車位置をマッピングしていた

 また、レンタカーの返却前にガソリンを満タンにしなければならなかったので、「ねぇClova、近くのガソリンスタンドを探して」と検索。みなとみらいの出口を降りてすぐのところにあったが、場所が反対側車線。中央分離帯のある片側3車線の道路のため、そのまま右折して入ることができなかったが、グルっと迂回して到着するルートをナビしてくれた。

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↑みなとみらい出口から、目的地のガソリンスタンドまで、グルっと迂回してのルートを提示。Uターンという荒業を繰り出さない紳士的ナビ

 これは結構重要で、カーナビによっては付近の交差点でUターンするよう指示をするケースも多い。Uターン禁止場所でなければ、それもひとつの手だが安全を考えたら多少面倒でもぐるっと迂回するルートを示してくれたほうがありがたい。

 こうして、全行程4時間以上に渡ってLINEカーナビを使いながら走ってみたが、スマホのアプリでもしっかりカーナビの役割を果たしてくれることがわかった。特に、LINEカーナビの音声による指示は、結構な頻度でアナウンスされるので、運転中画面を注視しなくても操作でき、一人で運転しているときはありがたい。LINEグループへ現在地や到着時間を音声のみで送れるのもすごく便利。懸念していた走行中の車内での音声認識にも十分応えてくれているので、これでもうクルマにカーナビを装着する必要はなくなったと思えるほどだった。スマホを固定できるアクセサリーとスマホのバッテリーを充電できる環境があれば長時間運転でも問題ない。

 しかもLINEカーナビは、まだサービスインしたばかり。今後機能をさらに拡充されていくことは間違いなく、トヨタのナビゲーションシステムとLINEのAI技術を生かした、これまでにないカーナビへとますます成長していくことを期待したい。

(提供:LINE)

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