第18回
銃と超能力を駆使したアクション、探索要素高めのステージなど
ド派手な超能力アクションがスゴイ「CONTROL」は映画を操作している感覚になるゲーム
2019年10月12日 15時00分更新
ド派手な破壊描写に衝撃を受けた
CONTROLをプレーして衝撃を受けたことがある。なんと、超能力スキルを使って壁やオブジェクトを自由に破壊できるのだ! ド派手な破壊描写は、本作を語るうえで欠かせないポイントである。柱の一部が吹き飛ぶ、破片が飛び散る、壁に穴が開く描写に何度も鳥肌が立ったものだ。変形する銃と超能力スキルを駆使したアクションもそうだが、破壊の限りを尽くす面白さも魅力的に思えた。
幾何学的なステージは広大なので探索要素高め
幾何学的なデザインで形作られたステージは、複雑怪奇な趣きを醸し出している。空中で静止する職員たちの光景はさながら悪夢のようだ。プレー時、現実と非現実の境目を具現化したようなビジュアルに圧倒された。
CONTROLは広大なステージで構成されており、一本道ベースの従来作よりも探索要素は高めだ。ミッション攻略やアイテム回収、スキルアップ目的で複数のマップを行き来することになる。そのため、クリアするのに多少時間がかかるかもしれない。構造を暗記してしまえば問題ないのだが、初見でプレーする場合、マップを逐一確認しないと迷子になる恐れがある。だが幸いにも、マップを表示させながら移動できるので、とりあえずは一安心だ。
ステージ各所には「コントロールポイント」と呼ばれるチェックポイントが存在する。そこから別のステージにファストトラベルしたり、スキルアップすることも可能だ。いうなれば、「ダークソウル」シリーズに登場する「篝火」である。
ステージの至るところには、テキストやオーディオログ、記録映像といったアーカイブのアイテムが隠されている。ストーリーの背景がわかる内容になっているので、本作の世界観を堪能したい場合はステージを隅々まで探索する必要がある。そのほか、新たな超能力スキルがもらえるミッション、時限ミッション、チャレンジミッションも用意。このように、探索要素が従来作よりも高くなった点もCONTROLの魅力といえよう。
CONTROLの概要となるゲームシステムについては以上。次回は、難易度やミッション、レイトレーシングなどを紹介する。
作品概要
・タイトル:CONTROL
・販売:505 Games
・開発:Remedy Entertainment
・プラットフォーム:PC、PlayStation 4、Xbox One
・ジャンル:アクション
・プレー人数:1人
・レーティング:M(17歳以上対象)※日本語版はCERO:D指定
今回は、PC版をユニットコムのゲーミングブランド「LEVEL∞」のデスクトップパソコン「LEVEL-M0B4-R73X-ROR」でプレーした。主なスペックは、Ryzen 7 3700X、GeForce RTX 2060、8GBメモリー、240GB SSD、1TB HDDという構成で、価格は15万678円から。本機では、グラフィックスをMedium(中)に設定すれば、平均70fps前後でプレーすることができた。CONTROLのシステム要件は、以下のとおり。
| CONTROL スペック | ||
|---|---|---|
| 要件 | 最低 | 推奨 |
| CPU | Core i5-4690/FX 4350 | Core i5-7600K/Ryzen 5 1600X |
| グラフィックス | GeForce GTX 780/Radeon R9 280X | GeForce GTX 1660、1060/GeForce RTX 2060/Radeon RX 580 |
| メモリー | 8GB | 16GB |
| DirectX | 11 | 11/12 |
| OS | Windows 7(64bit) | Windows 10(64bit) |
Developed by Remedy Entertainment, Plc. Published by 505 Games. Licensed to and published in Japan by Marvelous Inc. The Remedy logo and Northlight are trademarks of Remedy Entertainment Oyj, registered in the U.S. and other countries. Control is a trademark of Remedy Entertainment Oyj. 505 Games and the 505 Games logo are trademarks of 505 Games SpA, and may be registered in the United States and other countries. All other marks and trademarks are the property of their respective owners. All rights reserved.
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