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NO MORE LED!Pro WSマザーでまったく光らないPCを自作してみた

2019年09月21日 10時00分更新

このご時世に……まったく光らないPCを組んでみる

「Pro WS C246-ACE」のシンプルな外観を生かして“光らないPC”を組んでみた

 昨今、メーカー各社のマザーボードのラインアップは極めて豊富だ。ハイエンドからエントリーまでさまざまなクラスの製品が用意されており、あえて「Pro WS C246-ACE」のような製品を選ぶのは、明確な目的意識を持ったユーザーがほとんどではないだろうか。

 しかし、あえて本製品のデザインに目を向けてみるという選び方も悪くはない。「Pro WS C246-ACE」の装飾を排したシンプルな外観は、近年のトレンドであるド派手なPCパーツの隆盛とは真逆の方向性を進んでいて、それがかえって魅力的に見えるという人もいるはずだ。特に、「RGB LEDを使った製品に抵抗感がある」という意見は聞くが、最近のパーツで“光らないPC”を組もうと思うと、マザーボードはエントリー向けなどの一部製品に限られてくる。そういったPCを組み上げる際に、「Pro WS C246-ACE」を使ってみるのはアリだろう。

 というわけで今回は参考までに、「Pro WS C246-ACE」とRGB LED非搭載のパーツのみで“光らないPC”を組んでみた。構成は以下の通りだ。「Pro WS C246-ACE」の質実剛健さを損なわないよう、なるべくシンプルにまとめている。

光らないPCの構成
CPU Intel「Core i7-9700KF」(8C/8T、3.6~4.9GHz)
CPUクーラー SilverStone「SST-KR02」(空冷、サイドフロー)
マザーボード ASUS「Pro WS C246-ACE」(Intel C246)
メモリー センチュリーマイクロ「426V61EG8」(DDR4-2666 16GB ECC)
ストレージ Intel「SSD 760p SSDPEKKW512G8XT」(NVMe M.2、512GB SSD)
電源 SilverStone「SST-ET750-HG」(750W、80PLUS GOLD)
グラフィックボード ASUS「GT710-SL-1GD5」(GeForce GT710)
PCケース SilverStone「KUBLAI SST-KL07」
OS Microsoft「Windows 10 Home 64bit版」

SilverStone「SST-KR02」。実売価格は税込み3500円前後

センチュリーマイクロ「426V61EG8」。実売価格は税込み1万7800円前後

SilverStone「SST-ET750-HG」。実売価格は税込み8700円前後

ASUS「GT710-SL-1GD5」。実売価格は税込み4700円前後

SilverStone「KUBLAI SST-KL07」。実売価格は税込み1万円前後

PCパーツをひと通り組み込んだところ。しっかり裏配線し、すっきりとした見た目にした。ややすっきりしすぎで寂しい気もするが、おそらく最近の光るPCパーツを見すぎたせいだろう……

 飾り気がほとんどない外見のPCケースであるSilverStone「KUBLAI SST-KL07」を使ったこともあり、外部・内部ともにシンプルにまとまっている。唯一、電源ボタンのLEDは発光するものの、これは内部のフロントパネルコネクターの「Power LED」を接続しなければ光らないままにしておける。便利なので付けておくか、いっそ抜いてしまうか、好みで選択するといいだろう。

電源ボタンは光るが、嫌なら内部のコネクターを抜けばOK。真の“光らないPC”が完成する。まあ、最近のPCパーツはユーティリティーから点灯・非点灯を制御できるものも多いので、それで消してしまえば解決するのでは? などという野暮なことは言いっこなしだ

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