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ポルシェ、BMW、Miniまで! EV祭りとなったフランクフルトモーターショー

2019年09月18日 12時00分更新

オシャレコンパクトEV
MINI「クーパーSE」

 ミニのブースに展示されたのは、ショーデビューとなる「クーパーSE」だ。これは32.6kWhのバッテリーを搭載するEVで、航続距離は最大で270km。ショーに向けて、ミュンヘンからフランクフルトまで、途中1回の充電のみで自走してきたという。販売は2019年11月からで3万2500ユーロ(約390万円)だ。

航続距離330kmのEV
オペル「コルサe」

 オペルは新世代のコルサを展示。そのバリエーションとして50kWhの電池を搭載したEVのコルサeが用意されていた。最高出力100kW (136馬力) で航続距離は最大330Km(WLTP)。価格は2万9900ユーロ(日本円換算:約359万円)。EVのラリーバージョンも存在する。

スポーツもいけるEV
ホンダ「ホンダe」

 日系自動車メーカーで唯一の参加となったホンダ。そこで発表されたのが量産型のEVである「ホンダe」だ。航続距離は220kmと短いけれど、最高出力154馬力で後輪駆動、しかもスポーツタイヤを装着している。意外にもキビキビとした走りが期待できるのだ。

 また、2面構成の大型モニターとコネクテッド機能を使い、新しいクルマの在り方を提案する。すでに欧州では予約を開始しており、2020年夏よりデリバリー開始予定。価格は約2万9470ユーロ(約354万円)。

あのスーパーカーメーカーが手がけたEV
アルテガ「Scalo ELLETRA T/C」

 かつては日本でも発売されたこともあったアルテガ。ドイツの小さなスーパーカーメーカー「Scalo」のEVバージョンのプラットフォームが展示されていた。160kWのモーターを2つ使い、0-100km/h加速4秒、最高速度250kmを実現するという。搭載する電池は60kWh。ターゲットはサーキットユースだ。

筆者紹介:鈴木ケンイチ


 1966年9月15日生まれ。茨城県出身。国学院大学卒。大学卒業後に一般誌/女性誌/PR誌/書籍を制作する編集プロダクションに勤務。28歳で独立。徐々に自動車関連のフィールドへ。2003年にJAF公式戦ワンメイクレース(マツダ・ロードスター・パーティレース)に参戦。新車紹介から人物取材、メカニカルなレポートまで幅広く対応。見えにくい、エンジニアリングやコンセプト、魅力などを“分かりやすく”“深く”説明することをモットーにする。

 最近は新技術や環境関係に注目。年間3~4回の海外モーターショー取材を実施。毎月1回のSA/PAの食べ歩き取材を10年ほど継続中。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 自動車技術会会員 環境社会検定試験(ECO検定)。



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