9月12日から15日まで幕張メッセにて開催されている「東京ゲームショウ2019」のホール6の入り口から入るとすぐに、巨大な「セガゲームス/アトラス」ブース(6-N01)が目に入る。注目は何と言っても連日新情報が舞い込む「新サクラ大戦」と、ナンバリングタイトルではあるが、ゲームシステムなど変更された部分も多い人気シリーズの最新作「龍が如く7 光と闇の行方」(以下龍が如く7)だろう。
ビジネスデーから、この2タイトルについては、試遊希望が多いとのこと。今回は時間の関係上「新サクラ大戦」のみを体験した。
新サクラ大戦は、従来のサクラ大戦と同じくアドベンチャーパートとバトルパートに分かれている。今回は体験版だったので、ストーリーの一部と、バトルが時間によって区切られており、時間になったら強制的に進む。
アドベンチャーパートは、従来のサクラ大戦は2Dの1枚画で構成されていたが、本作ではキャラは3Dモデリングで動きながら話が展開する。ただし、会話の内容で相手の信頼度やシナリオが進化する「LIPS(リップス)」は、従来と変わらない。
また、アドベンチャーパートにおける移動は、3Dキャラクターを自由に動かして、帝劇の中を歩き回り、人と話をしたり、「スマァトロン」というアイテムを使って、地図を確認、イベントの発生場所やキャラクターの位置を知ることができる。
一方、バトルパートは、従来のシミュレーションではなく、アクションに変わっている。〇ボタンが弱攻撃、△が強攻撃、×がジャンプ、□が必殺技、R1でステップ、R2でダッシュ、L1でキャラクターの入れ替え、L2でカメラリセットが行なえる。プレイヤーの移動はアナログスティック、方向キーはメニュー選択となっていた。
防御はないため、弱攻撃を当てながら、敵の攻撃はステップやジャンプでかわし、時には敵の後ろ側に回り込んで、敵の攻撃をさばきながら攻撃を与えていく。敵を倒して霊力がたまったら、必殺技が発動できる。
また、バトルパートの間でもシームレスに通信が入り、会話が行なわれたりもする。
加えて、特定の壁に対してはダッシュで進入すると、壁走りが可能。壁走り中ジャンプボタンで離れることもできる。こういったかっこいいアクションが複雑な操作なしで行なえるので、アクションゲームが苦手な人でも快適に楽しめるだろう。
新サクラ大戦は、3Dマップを歩いたり、バトルパートがアクションゲームになっていたりと、従来のサクラ大戦とは変わった部分もあるが、作品の雰囲気は大切にされていて、これぞ次世代のサクラ大戦という仕上がりになっていると感じた。
バトルパートでは防御がなかったり、視点移動がやや遅く、アクションに慣れていない人だと敵を見失い易いのでは?と思う部分もあったが、操作はシンプルで爽快感もあり、難易度次第といった感じ。
アニメのように1話1話でOPと次回予告が入るようなので、そうした従来のサクラ大戦シリーズを踏襲した部分は、従来のファンにもうれしいところ。今後の追加情報にも期待しつつ、発売日を待ちたい。
そんな新サクラ大戦とは逆側、「龍が如く7」のさらに左側はアトラスブース。10月31日と発売が迫っている「ペルソナ5 ザ・ロイヤル」、11月28日に発売予定の「十三機兵防衛圏」の試遊が行なわれていた。
「ペルソナ5 ザ・ロイヤル」は、既に発売済のペルソナ5に多数の新規要素が追加されている。謎の美少女「芳澤かすみ」(CV:雨宮天)や非常勤スクールカウンセラーの「丸喜拓人」(CV:日野聡)など、新たな協力者も加わり、新シナリオもかなりのボリュームだとか。
また、会場にはソニーストア限定の数量限定「ペルソナ5 ザ・ロイヤル」コラボモデルのPlayStation 4も展示されていた。2019年12月25日(水)10時までの期間限定商品だ。
「十三機兵防衛圏」は過去~未来それぞれの時代に生きる13 人の少年少女たちが「機兵」と呼ばれる巨大なロボットに乗り込み、人類の存亡をかけた最後の戦いに身を投じるSFドラマチックアドベンチャー。
機兵の大型模型やキャラクターのひとり冬坂五百里のコスプライヤーなどが会場を彩っていた。
さらに「セガゲームス/アトラス」ブースの裏側には、「初音ミク Project DIVA MEGA39’s」と「たべごろ!スーパーモンキーボール」の試遊、さらに多数のパートナーの映像出展も行なわれた、非常にボリュームのあるブースとなっていた。
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