ミドルレンジのスマートフォンにも
5Gの拡充を進めるクアルコム
さらにアモン氏は「5Gの対応をSnapdragon 7シリーズと6シリーズにも拡大する」と発表。 「Snapdragon 7 Series 5G Mobile Platform」は5Gモデムを統合した7nmプロセスのSoCで、すでにOPPOやLGエレクトロニクスなど12社が搭載機を開発中とのこと。2019年の後半には「Snapdragon 7 Series 5G Mobile Platform」を搭載したスマートフォンが市場に提供されるという。また「Snapdragon 6 Series 5G Mobile Platform」に関しては詳細は今後発表されるが、2020年後半を目処に市場に登場する予定だ。
ミドルレンジでの採用が多いSnapdragon 6シリーズの提供が2020年後半なので、すぐにミドルレンジでの5G端末が普及するというわけではないが、新モデルは5G対応が当たり前という時代は近いようだ。
キーノートでは、アモン氏だけでなく、ドイツテレコムやサムスン電子、BMWの幹部がゲストとして登壇。ドイツテレコムはZTEの5Gルーター「5G Hub」を販売中だが、今後のラインアップとしてサムスンの「Galaxy A90 5G」と「Galaxy Fold 5G」、シャオミの「Mi Mix 3 5G」を紹介。5G対応端末の提供を今後も拡充していくと話していた。
このほか、アモン氏はFOSSILグループから発表されたばかりの「PUMA SMARTWATCH」を実際に腕に装着して紹介。ウェアラブル向けのプロセッサー「Snapdragon Wear」について採用メーカーが増えているとし、スマートフォンだけでなく、ウェアラブルやIoTを含めたネットワークのエコシステム構築の重要性を語った。
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