ごきげんよう。アスキーの酒好き記者ナベコです。二日酔いなんてどこ吹く風。今日もべろべろ、明日もべろべろ。
せんべろ。それは現代社会の癒しです。1000円程度の予算で飲める店のことや、1000円程度の低予算で飲みに行く行為を言います。
この連載では、チェーン店を中心に1000円程度の予算でちょい飲みできる店をレビュー。居酒屋、ファストフードといったジャンルは特に定めていないので、オススメがあったらぜひ教えてくださいね!
今回は「リンガーハット」でちょい飲みしてきました。
(行った店)
「リンガーハット」
・ジャンル:長崎ちゃんぽん、皿うどん
https://www.ringerhut.jp/
※取材した店舗をもとに記事を作っています。同じチェーン店でも店舗ごとによってメニューの内容や価格、環境が異なる可能性もありますのでご了承ください。なお記事中の価格は税抜表記です。
一部店舗で「ちゃんぽん酒場」
え、リンガーハットでちょい飲みできるの? と、驚かれたかもしれません。
長崎ちゃんぽん、リンガーハット。野菜たっぷりの「ちゃんぽん」や「皿うどん」が看板メニューです。関東生まれの私が「ちゃんぽん」を最初に知ったのはリンガーハット。パリパリ麺の皿うどんにもハマりましたが。
しっかり食べてお腹を満たすところというイメージがありましたが、実は最近、一部店舗でちょい飲み向けメニューを提供しています。その名も「ちゃんぽん酒場」。都内6店舗、全国で17店舗ほどで実施中。
ちゃんぽん酒場、気になるではないですか! お酒を“ちゃんぽん”しそう……(いや、たぶんそうではない)。
足を運んでみてびっくり。ちゃんぽん酒場のメニューは実に豊富です。串とか、餃子とか、いろいろ選べて迷っちゃう!
(チョイスしたのはコレ!)
・「生ビール(小)」280円
・「ちゃんぽん串」180円
・「揚げぎょうざ2個+とり天2個」350円
・「ハイボール」290円
謎の「ちゃんぽん串」は野菜たっぷり
リンガーハットでお酒を飲むってちょっと不思議な感じ。とりあえず手元のビールでヒパヒー!
「生ビール」は小サイズで280円。銘柄はアサヒでした。足がシュッとすぼまっているタイプのオシャレなグラス。小サイズでもそこまで少なく見えない。なお、中ジョッキは330円。
グビッといただきました! ぷはぁ、ビールはおいしいですな~!
「ちゃんぽん串」とはいったい。とても気になって頼みました。1本180円。
長崎ご当地の料理というわけではなく、リンガーハットのオリジナルのよう。マヨネーズがたっぷりかかっているつくねのような見た目。メニューに“具だくさんのかまぼこ串”と書かれていたので、さつま揚げのような感じかなとか。
味を想像しつつガブッと。あ、新しい、知っているけど知らない味。
にんじん、キャベツなどちゃんぽんでおなじみの野菜が入っていてシャキシャキ。生地はおそらくすり身で、ちゃんぽんのスープで味付けをしているよう。ですが、外側を揚げたからか、味がパキっとしていない。マヨのコクでなんとかバランスをとっています。
わかった、屋台料理っぽい。
屋台の鉄板で、ありあわせの野菜と生地を焼き上げたかのよう。チョーおいしいとかではないけど、素朴でB級っぽいところがいいなあ。リンガーハットならではだし。ユニークですよ! そんなこんなで、お酒が進みます!
追記:リンガーハットに問い合わせたところ、「ちゃんぽん串」は、魚のすり身に、店舗と同じちゃんぽん麺を練り込んだ一品。またその他に、ちゃんぽんに使用しているキャベツ・玉ねぎなどの野菜も使用しているそう。
「とり天」がアツアツ美味でよいおつまみ
大分の名物である「とり天」もありました。とり天2個と「揚げぎょうざ」2個の組みあわせが350円。お手頃価格。
提供はバットで。酒場感ありますね。鶏むね肉を揚げたとり天は、見た目からしてひとつひとつが大きい! さらに、揚げたてでアツアツです。
添えられたおろしポン酢をつけて、フーフーしながら。ああっ、とり天おいしっ! むね肉だけどパサパサになっておらず、しっとり柔らかでした。ポン酢のさっぱりした味わいはとり天と相性ばっちり。なにより、大きめボリューミーなカットで、とり肉を口いっぱいに頬張れるのがうれしい。最高!
揚げギョウザは、野菜たっぷりめ。
リンガーハットの餃子はニンニク不使用だそう。だからか、やや薄味に感じましたが、卓上のカラシをつけて食べるとちょうどよかったです。カリッとした衣がいい具合!
2杯目は「ハイボール」で。290円。
アサヒのジョッキに注がれての提供でした。銘柄は特に表記されていなかったけど、ニッカかな~。
ちゃんぽん串、とり天、揚げぎょうざをつまみながら、ハイボールをグビグビ。なんだかちょっと面白いメニューを楽しみながら、夜が更けていきました。
他にはないおつまみメニューが楽しい
通っても飽きなそう
(お会計)
・「生ビール(小)」280円
・「ちゃんぽん串」180円
・「揚げぎょうざ2個+とり天2個」350円
・「ハイボール」290円
―――
……計1100円(税込合計額1188円)
1000円ちょっとでほろ酔いになれました。一番はメニューのユニークさ。チェーンのちょい飲みは定番系のおつまみで揃えているところが多いところ、リンガーハットは「ちゃんぽん串」「とり天」「角煮」「肉吸い」など、オリジナリティあるメニューが豊富。長崎(九州)らしさもあるので、ご当地グルメ的な付加価値もありますね。
他のメニューも、例えばぎょうざは「鉄鍋ぎょうざ」「焼き」「揚げ」と3パターンありって、選ぶ楽しさがありますね。もちろん、定番の「唐揚げ」「フライドポテト」などもありますし、しばらく通ってもメニューに飽きがこなそう。「〆のあっさりめん」なども気になります!
ただし、夜10時以降は深夜料金としてお会計に10%が加算されるので注意。
ユニークなメニューがあるので、他のチェーンちょい飲みとはちょっと違った雰囲気を楽しめるはず。気になった人は、公式サイトで実施店舗を確認して、行ってみてください。
……ところで、最後にちょっとしたネタですが、リンガーハットの社名は、長崎で活躍したイギリス人実業家、フレデリック・リンガーの氏名から取っているそう。ハットは帽子ではなく、小さな家の「HUT」だそうですよ。リンガーさんの帽子ではない……。ちょっとした時に使えるかもしれないトリビアです♡
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ナベコ
寅年生まれ、肉食女子。特技は酒癖が悪いことで、のび太君同様どこでも寝られる。
ビール、日本酒、ワイン、ウイスキー、レモンサワー、ホッピー、アルコール全般が大好き。お酒に合う塩分高めの食事も。
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