横河レンタ・リースが運営しているQualitは、PCやタブレットなどのレンタル返却品を「リファービッシュ」(清掃、外観チェック、動作・機能検査)して「リフレッシュPC」として販売している。本サービスについては「中古PC市場価格より2割も安くて高品質QualitのリフレッシュPC」で詳しく紹介しているが、品質の高い製品を、中古市場価格より約1~2割安い価格で購入できるというコスパの高さから注目を集めている。
Qualitでは製品の状態によって「Sランク」、「Aランク」、「Bランク」、「Cランク」などとランクを分けているが、今回は「バリュー品(Vランク)」として販売されているデルのデスクトップPC「Optiplex 7050 3400SFF」を借用した。
「バリュー品」とは外観ランクがS~Bランク相当の商品で、外観ランクを評価するグレーディング作業コストを省くことでCランク相当の価格で提供される商品だ。外観ランク評価作業は省かれているが、ほかのQualit商品と同様に6ヵ月保証付きなので安心して利用可能だ。グレーディング作業の詳しい内容については、「Qualitの高品質な中古PCのカギをにぎるベテラン母さん」こちらの記事に詳しいので参照していただきたい。
それではバリュー品の外観、および気になる中身の状態について、そして2017年に発売されたデスクトップPCのパフォーマンスについてチェックしていこう!
Core i7-6700搭載デル製デスクトップの2017年モデル
今回横河レンタ・リースより借用した「OptiPlex 7050 3400SFF」は、2017年9月にデルより発売されたデスクトップPC。OSは「Windows 7 Pro 64bit」がプリインストールされており、CPUは4コア8スレッドのCore i7-6700(3.40~4.00GHz)、メモリー(RAM)は16GB、ストレージは1TBのHDDを搭載している。グラフィックボードは内蔵されていないが、背の低いスモールファクターのグラフィックボードを別途購入すれば、2D/3Dグラフィックス機能を強化して、最新3Dゲームをプレイできるだけのパフォーマンスを実現できる。
本体サイズは92.6×292×292mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約5.26kg。フットプリント(設置面積)がコンパクトなので、机の上に置いても邪魔にならない。また標準でDVDスーパーマルチドライブが搭載されており、映画やミュージックビデオなどの鑑賞や、データの受け渡しにも利用できる。リーズナブルな光学メディアはまだまだ重宝するはずだ。
このほかの細かなスペックについては下記を参照してほしい。
Optiplex 7050の主なスペック | |
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製品名 | Optiplex 7050 3400SFF(Win7x64 10DG) |
メーカー名 | DELL |
グレード | Vランク |
販売価格 | 6万1560円(税込) |
OS | Windows 7 Pro 64bit |
CPU | Intel Core i7-6700(4コア8スレッド、3.40~4.00GHz) |
メモリー | 16GB |
ストレージ | 1TB(ST1000DM010-2EP102) |
ネットワーク | ギガビットイーサネット |
インターフェイス | USB Type-C 3.1 Gen1(前面×1)、USB Type-A 3.1 Gen1(前面×1、背面×4)、USB 2.0(前面×2、背面×4)、HDMI×1、DisplayPort×2、VGA×1、シリアル×1、RJ-45×1、PS/2×2、ヘッドセット(前面×1)、ライン出力(背面×1) |
サイズ/重量 | 約92.6×292×292mm /約5.26kg |
Vランク品の外装程度は?
QualitのリフレッシュPCは横河レンタ・リース独自開発の梱包箱に丁寧に収められている。デスクトップPC本体は、緩衝材3枚の上に、さらに緩衝材でくるまれて梱包箱の中心に収められ、付属品のキーボード、マウス、電源ケーブルは2枚の緩衝材で挟んだ状態で上に乗せられている。配送時に万が一の事故があった場合でも、中身にダメージが及ぶことはないはずだ。なおバリュー品は別倉庫から出荷されるため、注文確認後4営業日以内に発送される点に留意しておこう。
さて肝心の外装の状態だが、今回は外観ランクS~Bランク相当のバリュー品ということである程度のダメージがあることを予想していたが、傷や塗装のはがれなどはほとんど見当たらなかった。「美品」と言われても納得するコンディションだ。
側面のパネルを開いて中身を確認してみたが、綺麗にクリーニングされており、ホコリひとつ見当たらない。キーボード、マウスも表面にテカリなどはなく、清潔そのもの。さすがにマウスの底面には多少の使用感はあるが、全体的に程度は非常にいい。
もちろん外観ランク評価作業が省かれているバリュー品には、個体差があるだろう。しかしQualitならではの「リファービッシュ」(清掃、外観チェック、動作・機能検査)が施されているので、多少の傷があったとしても気持ちよく使い始められるはずだ。
システムストレージをSSDに換装すればまだまだ十分現役な1台
最後にパフォーマンスをチェックしてみよう。「Windowsエクスペリエンス インデックス」を実行してみたところ、プロセッサーは「7.8」、メモリ(RAM)は「7.9」、グラフィックスは「7.0」、ゲーム用グラフィックスは「7.0」、プライマリハードディスクは「5.9」と非常に高いスコアを記録した。ウェブブラウジングやオフィスアプリはもちろんのこと、クリエイティブ系アプリも快適に動作させられるパフォーマンスだ。
しいて改善点を挙げるとするなら、やはりストレージ。CPUはCore i7-6700、メモリーは16GBを搭載しているのに、ストレージがハードディスクなのはもったいなさすぎる。Serial ATA接続の120GB SSDなら2000円台で購入可能。システムドライブをSSDに交換することを強くお勧めする。
今回横河レンタ・リースより借用した「Optiplex 7050 3400SFF」は、外観ランクがS~Bランク相当の「バリュー品」ということで、実際の購入時には今回の試用品と比べ外観程度の差があるかもしれないが、それでも「リファービッシュ」(清掃、外観チェック、動作・機能検査)が徹底されていることを確認できた。またCPUはCore i7-6700、メモリーは16GBを搭載しており基本性能が非常に高いのもポイント。
Windows 7のサポートが2020年1月14日に終了するので、その前にOSをアップグレードする必要はあるが、現在の最新アプリケーションを快適に動作させられるパフォーマンスを備え、将来的にはストレージを換装、グラフィックボードを搭載することで長期間愛用することができる魅力的なマシンと言える。
(提供:横河レンタ・リース)
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