航空機器メーカーのエアバスは、マイクロソフトのHoloLensを用いた新たなソフトウェアのデモ動画を公開した。軍隊で戦術を策定する際に、3Dマップを操作したり、遠隔で共有しながら検討を進められるツールである。
エアバスの防衛・宇宙部門が発表したのは、「Holographic Tactical Sandbox:Augmented Reality for Mission Preparation(ホログラフィック戦術サンドボックス:任務遂行準備のためのAR)」というタイトルのデモ動画。ARヘッドセットを用いて、戦場での戦略立案を行なうツールだ。
このソフトウェアを使うことで、指揮官や兵士らは簡単に戦場の3Dマップを見ることができる。目の前に同じ画面を共有し、任務遂行の計画を立てたり、訓練を行ったりするのに有効である。
指を動かすといったジェスチャーによる操作で、3D地図を回転させたり、注釈をつけたりといったアクションも可能。さまざまな角度から戦場を眺め、実際に行動する前に有効な戦術を見つけられるとしている。さらにリモートネットワーク機能により、屋外でも情報を共有し、確認することが可能だ。
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