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Apex Legendsが液体金属グリス採用でフレームレート28%向上!?

HPが世界初デュアルスクリーン&液体金属グリス採用のゲーミングノートPCなどを発表

2019年09月02日 11時00分更新

 日本HPは、ゲーミングブランドの新製品を一斉に発表した。同社はゲーミングブランドというと、どのメーカーも似通った広告を行ない同じように思われている、ゲームをプレイする人も多種多様であるという当たり前のことを改めて考え、ゲーミングブランドを刷新したという。今までと同じくeスポーツにも力を入れるが、それだけではなくエンスージアストなユーザーから、ライトゲーマー、ゲームはプレイしないが見るのは好きといったような、多岐に渡るユーザーをサポートするブランドを目指していきたいとのこと。

 ロゴも従来は黒と赤のはっきりとした色調だったが、新しいロゴはピンクからレッド、オレンジというようにいろんな色を内包したグラデーションで描かれている。ゲームをプレイする人は多種多様であるというようなことを象徴するカラーになっているそうだ。

 さて、そんな同社の新製品であるが、その製品ジャンルを広げ、ゲーミングチェアやアパレルなどまで販売を行なうという。10数万円以上もするPCだけではなく、こうした周辺機器や服飾など、比較的購入しやすい製品も増やし、大金を所持していない若年層にも同社のブランド製品を購入してもらい、知ってもらいたいという想いがあるようだ。

デュアルスクリーンや液体金属グリス採用の
ハイエンドゲーミングノートPC

 同社のPCブランドは、コスパの良い「Pavilion Gaming」、最高のゲーム体験を提供する「OMEN」と、さらに最新技術を搭載し、イノベーションを生み出す「OMEN X」3つがある。今回最も注目の製品は、OMEN Xブランドの「OMEN X 2S 15」。

OMEN X 2S 15

 本機はゲーミングノートPCとしては世界初デュアルスクリーンを備えた、15.6インチのゲーミングノートPC。キーボードの上に備わった5.98インチ(1920×1080ドット)のスクリーンは、タッチ操作に対応。Windows 10のタッチパッドジェスチャーも利用できる。ASUSの「ZenBook Pro Duo」は、キーボードの上の横長のスペースがすべてスクリーンであったが、本機は16:9と一般的な比率。その分小さく感じるが、動画やゲームをフルスクリーンでピッタリ収まって表示できる。

 ZenBook Pro Duoの場合は、2つ目のスクリーンに表示する際は、液晶ディスプレーを2つ使ってマルチディスプレー化しているのと同じく、ウィンドウをマウスカーソルを使ってドラッグまたはユーティリティーにより操作する必要があった。しかし、本機はウィンドウをドラッグするだけでなく、「ウィンドウ切替」ボタンを押せば、アクティブ状態のウィンドウを2つ目のスクリーンにすばやく移動できる。

 たとえば、ゲームをプレイする人の中には、好きな音楽を流しながら遊ぶ人もいるが、メインディスプレーにはゲーム、2つ目のスクリーンにはSpotifyを起動するという使い方も提案している。

2つ目のスクリーンには、Spotifyのような音楽ストリーミングサービスを表示して、ゲーム中に音楽を流せる。特に独自機能でミュート機能はないため、音は混ざるとのこと

 PCのLEDカラーの調整やパフォーマンスコントロール、システムモニターといった、ゲーミングPCらしい機能を設定できる同社独自アプリも、2つ目のスクリーンに表示可能。

システムモニターでは、ネットワークの速度も確認できる

 また、実況配信者は、ノートPCで配信する際、自分が視聴者側にどう映っているか分からなかったというが、本機を使えば2つ目のスクリーンに配信ページを表示して、常に確認ができるので便利だとのこと。

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