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デジハリ運営「G's ACADEMY YOUTH CAMP for GIRLS」を開催

女子中高生がJavaScriptによるウェブプログラミングに挑戦

2019年09月03日 06時00分更新

これからもいろんなワークショップへ参加してほしい

 とにかく基礎を学んだら「作りたいもの作る」ことに集中して取り組むカリキュラムで、結構わからないことだらけではないかと思ったが、「わからなかったらググる」ことで、逆に短時間で身につくことができたようだ。とはいえ制作時間はかなり限られていたので、やろうと思ったことが実現できなかった子も多かった。ただ、できなかった“課題”は家に帰っても作業を続けることで、自分の理想のカタチを実現できれば、達成感と満足感が得られ、次へのステップへとつながることだろう。

優勝した菊地花音さん。これからもプログラミングの知識を身に着けて活躍してほしい

 審査の結果、優勝は菊地花音さんだったが、今回参加した5人は、このアカデミーに参加して全員楽しかったとし、またこういったワークショップに参加してみたいと答えてくれた。全員がエンジニアや起業家になるとは限らないが、優勝した菊地さんが「将来の選択肢が一つ増えた」と答えてくれたのが印象的だった。

 最後に参加者に伝えたいこととして、小菅氏は「はじめて女の子だけのアカデミーだったので私のほうが緊張しましたが、2日目以降はすごい雰囲気よくできたのでよかったと思います。プログラミングの携わり方は人それぞれですが、いろんな付き合い方ができるところもプログラミングの世界のいいところ。この4日間をきっかけにして、さまざまなところへ参加して手を動かしてほしいですね」。

 木村氏は「女性の場合は、男性にはない目に見えないハードルがあると思っていて、それを超える力をもっているのがプログラミングだと考えています。今回がそのいいきっかけになってほしいですし、企画そのものがそのための場でもあるので、ハードルを壊す一助になればと思います」と語った。

 全員が修了証を受け取ってスクールは閉校。こうした取り組みが今後も規模を拡大して続いていけば、日本の将来が大きく代わるかもしれない。

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