ASUS Tekは今日20日、180度起き上がるフリップ式カメラを搭載したハイエンドスマホ「ZenFone 6」を発表。23日から発売する。価格は6GB/128GBモデルが7万5060円、8GB/256GBモデルが8万9100円。各種MVNOで取り扱う。このほか、ノートPCの「ZenBook Pro Duo」なども発表されたが、そちらは別記事を参照してほしい。
冒頭の挨拶に登壇した同社のジョニー・シー会長は「今年はASUSは30周年を迎えました。日本市場には以前からマザーボードなどを販売していましたが、2006年にノートPCで日本参入をはたしました。それからネットブックの一時代を築いたEee PC、ZenBookシリーズ、そしてZenFoneシリーズと展開してきました」と振り返った。そして「日本であまり知られていなかったSIMロックフリー端末を、ZenFoneで広めることに成功しました」と語った。
ZenFone 6は同社の「ZenFone」シリーズの最新モデルで、5月にスペイン・バレンシアで発表され、すでにグローバルでは発売中だ。スペックはディスプレーが6.4型(2340×1080ドット)のIPS液晶、SoCにSnapdragon 855、メモリーが6GB/8GB、内蔵ストレージが128GB/256GB、バッテリー容量は5000mAhと、パワーユーザー向けの端末になっている。
最大の特徴はモーター駆動で前後に180度動く「フリップカメラ」。アウトカメラは4800万画素+1300万画素のソニー製イメージセンサー「IMX586」を採用。125度の超広角撮影もできる。通常、インカメラのスペックはアウトカメラ以下だが、フリップカメラのおかげでアウトカメラのクオリティーでセルフィーを撮影できる。
フリップカメラはタップした部分を追尾してくれるモーショントラッキングや、ワンタップで180度のパノラマ撮影をするオートパノラマといった機能も実現している。
3キャリアのVoLTEにも対応し、トリプルスロットを採用している。また、ハイエンドモデルでは珍しくイヤホンジャックも搭載しているので、音にこだわる人にはうれしい仕様だ。
また、ZenFone 6の30周年記念モデルも発表された。オリジナルデザインに加えて、メモリー12GB、ストレージ512GBとまさに性能怪獣。発売日はほかのモデルと同じ23日だが、価格は11万1272円。
「ZenFone 6」(ZS630KL)の主なスペック | |
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メーカー | ASUS |
ディスプレー | 6.4型(19.5:9) |
サイズ | 約75.4×159.1×9.1mm |
重量 | 約190g |
画面解像度 | 1080×2340 |
CPU | Snapdragon 855 (オクタコア) |
内蔵メモリー | 6GB/8GB |
内蔵ストレージ | 128GB/256GB |
OS | Android 9(ZenUI 6) |
無線LAN | IEEE802.11ac(2.4/5GHz対応) |
カメラ | 約4800万画素(広角、F値1.79) +約1300万画素(125度、超広角) |
バッテリー容量 | 5000mAh |
対応バンド | 1/2/3/4/5/7/8/18/19/26/28/38/39/41/46 |
生体認証 | ○(指紋、顔) |
USB端子 | Type-C |
カラバリ | ミッドナイトブラック、トワイライトシルバー |
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